そうそう。ラビリンスのように垂直に異化していくのではなく、あくまで平面的にひたすら増殖していく恐怖。アメーバ的恐怖。これはすごい。
福島の方は建築物愛に溢れていますね! ネット端末遺伝子=SUICAに思えました。
特に前半~中盤が面白い。確たるロジックで物語が固めていられているからか、読みだしたら止まらない。
「自己増殖する建物」というSF的なイマジネーションをごく身近な「横浜駅」で”大々的”に展開したところに、作者の着眼点の良さと構想力の高さを感じました。斬新です。
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