私はわたしが見える世界を皆に見せるための機械だ。 ——ジガ・ヴェルトフ
一気読みしてしまい、寝るのも忘れて気づけば夜中の二時でした。責任とってください。レビューでは様々な意見がありますが、私はこんな終わり方がとても好きなので、満足です。
怖い話です。本作は世界観・設定の精密さもさることながら、時に暗示的に、時に明確に示唆される、物語自体のメタ的な意味合い(とでも言えば良いかな?)が非常に緻密で、これをどう考えるかで結末の解釈が全く…続きを読む
最初の辺りは極めて面白かったです。さすが最終候補。とでもいうべき作品でした。この作品がカクヨムを通して読めたことはたいへん幸運でした。
ターミネーターのような派手なアクションはない。だが、この作品が描くのは、機械が反逆し、人間を殺そうと試みる未来よりも、もっと恐ろしい世界。人間が人間である証明の一つ。それは創造性である。…続きを読む
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