式丞 凛

プロローグで描かれるリアル過ぎる無線の描写――まずこれで本作にグイッと引き込まれました。 作戦指揮台が警官に出す要請が、真に迫っていてリアル志向の私のハートはぶち抜かれました！ …続きを読む

"TVドラマ化決定"の帯が施されていてもおかしくない重厚なストーリーでした！！ 警察サイドがする描写、政治家サイドが企む描写——限りなくリアルで厚みのある描写が、この作品に奥行き…続きを読む

"蟻"を恐怖のシンボルにするというシンプルな設定に惹かれました。 万人が弱者をイメージする時、真っ先に思い起こすのは子供の頃に踏み潰して遊んだ"蟻"の存在ではないでしょうか— 飾…続きを読む

アガサ・クリスティーの「そして誰もいなくなった」を彷彿とさせる短編ミステリー。 短いながらも、きちんと謎が二転三転していて読み応えMAX— 主人公と妻の温かみある掛け合いが一番…続きを読む

宝塚版ナポレオンに負けずとも劣らない歴史大作。
精緻な情景描写と、時代を感じさせる活きた台詞回し。

シェイクスピアのリア王を初めて読んだ時の感覚を思い出しました。