概要
この薬、効きすぎでは???
流行りのモキュメンタリーっぽいものを書いてみました。
ジャンルはホラーですが、内容はコメディ寄りです。
小野塚様自主企画「🎐納涼怪談会🎐」参加作品です。
ジャンルはホラーですが、内容はコメディ寄りです。
小野塚様自主企画「🎐納涼怪談会🎐」参加作品です。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!おクスリで病気が治れば、それでいーのだ。
マジもんらしいカルテの書式。
そこでまず緊張します。
本作は、コメディなのだろうか、これは間違えたかのかもしれない、と。
ご安心ください。
これはアレです。えーと。
そうそう、患者名を確認してください。
そういう合図、ありますよね?
つまりは、そういうことです。
緊張と緩和。
笑いの定石なのです。
疑わずに、どんどん読みましょう。
〝そうはならんやろ〟
そう思う不条理な展開が待っていますよ。
スタイルは斬新で専門知識に溢れておりますが……
内容は力技で笑わせに来ます。
不条理スラップスティック医療ホラーコメディです。てんこ盛りです。
稀な類の笑いに接する良い機会です。
体験される…続きを読む - ★★★ Excellent!!!徐々に変化していく「患者」の容態。これ、本当に良い方向に進んでる?
「カルテ」という形式でストーリーが進む、新しい感覚のホラー作品です。
「サマリ」と名付けられた患者に対し「治験」が行われて行く。
肝臓癌の治療などが行われ、当初はかなり体重も軽い状態に。
担当である猿股が記録しているカルテの内容。体重数値の変化。病気の状態の変化。それらがどんどん変化していく。
カルテに出てくる単語や数値、そして形式など、実際の治験の現場で働いていたことのある作者様の知識がふんだんに生かされ、圧倒的なリアリティを醸し出しています。
そして最終的に迎える結末。
やはり「治験」というのは「実験」的な意味があるから、どんな結果が出るかは未知数な部分がありそう…続きを読む