マジもんらしいカルテの書式。
そこでまず緊張します。
本作は、コメディなのだろうか、これは間違えたかのかもしれない、と。
ご安心ください。
これはアレです。えーと。
そうそう、患者名を確認してください。
そういう合図、ありますよね?
つまりは、そういうことです。
緊張と緩和。
笑いの定石なのです。
疑わずに、どんどん読みましょう。
〝そうはならんやろ〟
そう思う不条理な展開が待っていますよ。
スタイルは斬新で専門知識に溢れておりますが……
内容は力技で笑わせに来ます。
不条理スラップスティック医療ホラーコメディです。てんこ盛りです。
稀な類の笑いに接する良い機会です。
体験されることを、お勧めいたします。
「カルテ」という形式でストーリーが進む、新しい感覚のホラー作品です。
「サマリ」と名付けられた患者に対し「治験」が行われて行く。
肝臓癌の治療などが行われ、当初はかなり体重も軽い状態に。
担当である猿股が記録しているカルテの内容。体重数値の変化。病気の状態の変化。それらがどんどん変化していく。
カルテに出てくる単語や数値、そして形式など、実際の治験の現場で働いていたことのある作者様の知識がふんだんに生かされ、圧倒的なリアリティを醸し出しています。
そして最終的に迎える結末。
やはり「治験」というのは「実験」的な意味があるから、どんな結果が出るかは未知数な部分がありそう。
バイオでマッドな雰囲気に満ちた、新感覚のモキュメンタリー。未知の興奮が味わえ、とても楽しかったです。
ジキル博士とハイド氏。
子どものとき、漫画化されたものを読みました👀
普段は紳士のジキル博士は自らが作り出した劇薬により、野蛮なハイド氏に変身。
夜な夜な、街に出没し、乱暴を働きます。
ハイド氏は、罪の無い若い女性をレイプします。
そのときの描写がトラウマで、わたしは女性を乱暴に扱うのは見れなくなりました😵💫💫
ジキル博士の作り出した劇薬。
それは、人の凶暴性を高める効果ではなく、人の本性を現す効果があったのではないかと、そのときのわたしは思いました。
六散人様の新作であるこのお作品も劇薬が登場します。
その効果はどんなものか!
ぜひ、お読みになってください👀!
自分で書いといていうのも、なんですが、なんて回りくどいレビューなんだ😓
六散人様、ゴメンなさい💦