ある日帰宅すると、妻の額に、十字架の形のアザがあった。妻は、ぶつけただけだ、と言う。ぶつけただけで、十字架の形のアザになるか?まるで、何か意味を持って、人体にそのアザが浮き上がったかのような───?最後までワクワクしながら一気読みです。この主人公の旦那さんと、奥さん、ほっこり仲良し夫婦なので、会話がほのぼの。とても読後感が良いです。おすすめですよ!ぜひ、ご一読を!
ありもしない可能性を探るドキドキ感。アナグラムが醸し出す奥妙なミステリー。そしてふとした瞬間、日常に戻る小さなため息。ジワる非日常からの解放が魅力的な想像膨らむ掌編です。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(176文字)
身体に顕れた謎の痣!隠された秘密が! ある? ない?もしも自分や家族の身体に!なにか意味を感じる印のような痣が現われたら!畏れ?喜び?恐怖?恩寵?あなたは何を感じて、何を思いますか?最後に辿り着いた答えを楽しみに♪謎な痣の正体を確かめに来ませんか!!!
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(118文字)
「額に十文字の形の痣」という設定で、まさかの切り口でした。 妻の額に十文字の形の痣を見つけた主人公。そして、「妻はどこかに体をぶつける度、変な形の痣が出来る」という、とても珍妙な話を聞かされます。 その後も、妻の体にはどんどんおかしな変化が。 もしかすると、「何かホラー的な結末が……!?」と読みながら戦慄させられます。 そして、まさかのオチ。最高でした。 具体的にこの体質とか、最後の「この意味」は誰が送ってきたものなんだろうとか、色々考えさせられるのも含めてとても楽しかったです。
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