第104話
部屋にはアイツ等がいる。
体温計を持って部屋に戻り
『リビング行け』
と言えば
『ユカちゃん風邪?』
とツバサが聞いてきた。
『多分な』
俺はそのままベットに戻りユカの横に座り
『体温計』
と言えば、ユカは目を開けた。
トロンとした瞳が俺を見つめ
『あり…がとう』
と言って体温計を受け取り熱を測り始める。
ーピッピピ…ピッピピ
『何度?』
渡された体温計には
【38.9】と映ってる。
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