第200話

とりあえず手を離して



『先にやったのは俺じゃない。』



って言っても



『手を先に出したのはユウヤくんでしょ!ちょっと来なさい。』



と転んだ奴と一緒に中に連れていかれた。



転んだ奴は膝が少し赤くなってるくらいでたいしてケガもしてねぇのに



何故か親を呼ばれた。



『どうして足首を掴んだの?』



『山を壊されたから。』



『それだけ?』



『うん。』



『ならユウヤくん謝って。』



『何で?先に謝るのは俺じゃなくてコイツでしょ?』



女先生は俺の話しなんか聞きもしねぇ。

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