『お前、リョウって言うのか？ギャハハハハ！可愛い顔だな、確かに！』

さっきミカドとやり合ってた奴だ。

『リョウ、お前なかなかやるじゃねーか！ユウヤ！俺、コイツ気に入った！』

サトルは俺に肩を組んでユウヤって奴の方に振り返る。

『リョウ。』

ユウヤって奴は俺の名前を呼んでは

『よろしくな』

って言って笑ったんだ。

口数少ねぇし、俺様で偉そうな奴だけど…

俺、コイツも嫌いじゃねぇ。

『よろしくな、ユウ。』

俺はユウヤをユウと呼ぶ。

この頃からなんとなくだけど、ユウに憧れたんだ。

男に一目惚れっつーのか？

こんな堂々としてたいって思ったんだよな。

だからユウ。

リョウにユウ…

似てるだろ？

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