第7話

『ん。お揃いだ。ほら!』



俺は右耳を見せた。



俺の右耳には小さな丸いピンクのピアスがついてる。



『ピアス…本当だ!』



ユカは俺の耳をマジマジと見ては



『明日、ナオに開けて貰う!朝イチで開けて貰うから、そしたらサトルが付けてくれる?』



ユカは笑って言ってきた。




『あぁ。俺が付けてやる。』



ユカ…悪ぃな。



俺のワガママでピアスとか。



でも…一緒がいいんだ。




離れていてもユカは俺の女だって…



何か物で示したい。




魂龍会には総長の女しか付けれないネックレスがある。



でも俺は総長じゃねぇ。



副総長だ。



だからユカには…ピアスをやるんだ。



俺の女っつー意味を込めて。

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