二重人格の彼女と俺の殺人解体

夏。警察庁直属の探偵、「長澤従一郎」とその息子、娘、妻。「信一」と「絵理」そして「仁美」はその時まで平和に暮らしていた。父である従一郎が殺害される、その日までは。追っていた事件の犯人に殺害された為、その跡を継いで妻、仁美と信一の姉である絵理は警察庁の目下で探偵を続けていた。しかし、信一は探偵を嫌い、一人で暮らす事を決意して高校へと進学する。

時は流れ令和七年。信一が高校三年の夏、彼のポストに封書が届く。差出人は「八月のロジック」内容は「楽しい夏休みをお過ごしください。」と書かれた手紙と三枚のリゾートチケット。何の疑いも無く、彼は友人である「江連美寿恵」と「小川伯」を誘って聊か不審なリゾート地「アトランティス」へと二泊三日の旅行へ出る。

そして……彼らは出会う。二重人格者「斑鳩真実」と。彼…続きを読む