卒業と同時に別の箱へ。新たな箱へ。常に箱の中で生き続ける、私たち。どこまでもどこまでも無限にある「箱」を連想しました。人によってその数は違う、というのもまた感慨深いお話。それがいいのか悪いのかは分かりませんが、その中で大事な箱が見つかるといいな、思いました。今、まさに卒業を迎える方に読んでほしい作品です。
箱この言葉だけを聞くと、「仕舞うもの」「隠すもの」「整理するもの」「分け隔てるもの」というイメージを持つけれどこの物語ではとても前向きな言葉で語られるそう──大切なものを守るための「箱」それは居場所であったり、家族であったりと様々私も大切なものを守るための「箱」を作って行きたいと思います未読の方は是非( ´ω` )
高校卒業時に抱く気持ちを思い出させてくれる作品です。学校という箱の中で守られていたことの安心感、強制的に新たな場所へ旅立たないといけないことへの不安、きっと卒業時にこういった感覚になった人は少なくないはずです。あの頃の気持ちを思い出させてくれる作品を是非読んでみてはいかがでしょうか!
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