オムニバス形式で展開される様々な物語です。
読み終えまして思う事は、概要にある「旧タイトルは【Kiss × Kiss ×Kiss‼︎】でしたが、あまりにも捻りがないので変えました」という一文と、題名に、凄い深読みさせられてしまう点でした。
青は、色の三原色にも光の三原色にも入っている色なのですが、天然・自然に目を向けると、ほぼ目にすることのない色です。精々、空か海か。しかも空には手が届かないし、海でも青く見えるのは常に遠いところだけ。
それだからこそ人は青を求める面がある…と考えてしまうと、この題名、この物語群、とてもとても引き込まれてしまうのです。
一話完結のオムニバス作品。
主人公も場所もシチュエーションも様々です。
まるで映画のワンシーンであったり、少女漫画のようであったり、ロマンス小説の一節であったり…。
多くの物語に共通するのは、もちろんキスシーン。
どの回であっても、必ず唇が触れ合う瞬間にドキッとするのです。それが「ドキッ、クスッ」なのか、「ドキッ、キュン」なのか、はたまた「ドキッ、ズキ…」なのか。それは読んでみて、感じて頂きたいと思います。
あなたの胸を疼かせるワンシーンは、どのお話にあるでしょうか。
是非ともお気に入りのシチュエーションを探して、胸をときめかせてみて下さい!