光を。
- ★★★ Excellent!!!
人の世は、不合理である。スタートラインも違えばルールも違う。当然、持っている武器だってぜんぜん違う。自己の当たり前は、他者の当たり前ではない。みるべき夢だって、色彩から異なろう。
だが。我々は皆、与えられた。
与えられたことを知ったとき。ひとは、自らもまた与えることができると知る。
自らに光が宿ることを知ったとき。光に向かって歩けることを知るだろう。
この美しい物語は、不合理な世界にあっても響き渡るシンフォニーがあることを伝えてくれる。
薄汚れた町の上にも、満点の星空のあることを思い出させてくれる。
――光を、求めよ――
そう語らってくれている。
最高の物語ですっ!!超絶オススメ!!