何度でも読みたくなる、身分違いの美しい恋

この物語を途中まで読み進めたとき、
はっとしてまた1話から読み返している自分がいました。
美しい文体、よく練られた構成、京都という私の大好きな土地(笑)で、
身分違いの結婚をする二人の運命を、最後まで見届けたくなります。
私が再び最初から読み返そうと思ったのは、物語の大筋を知った上で、
文章の端端に散りばめられている伏線や細かな表現を、もう一度感じたいと思ったからです。
それぐらい、激推ししたい作品。
この物語に出会えてとても光栄です。
恋愛だけでなくミステリ要素もあり、さまざまな人物たちの意思が交差しているところは本当にお見事としか言いようがありません。

素敵な作品をありがとうございました。

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