ラブストーリーでありながら、極上のミステリーも味わえる贅沢な物語

最後まで見届けたので、やっとレビューが書けます。
途中からハラハラしすぎて心臓が痛かった!

創業百六十年の木材の卸会社木寿屋の社長涼真とクリーンスタッフの畑中咲良の、シンデレララブストーリー。
立場の違う二人がどんどん近づいていき、甘い雰囲気になったかと思えば、咲良の暗い過去が忍び寄る。

途中、読むのが辛くなるシーンもあるかもしれませんが、最後は読者を満足させてくれると信じて読み続けてください。

作者さんはストーリーテラーでもありますが、言葉のチョイスや表現力が秀悦で、ちょいちょい立ち止まっては言葉をかみしめてしまいます。

ぜひ、ハラハラしながらも、素敵な言葉を発見する喜びを味わってください!

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