概要
英雄は作るものでも名乗るものでもない
王国の人々を恐怖のどん底に叩き落した化物がいた。
『厄災』と呼ばれた化物を討伐するべく、イストール王国は勇敢な冒険者たちを集めた。
そして、数えきれないほどの屍の山が積み上げられ、国中の誰もが諦めかけていた頃。
一組のパーティがついに厄災の討伐を達成する。
長年の旅に終止符を打ち、残すは英雄の凱旋……のはずだった。
しかし。
その帰路で人形作家クロムは、長年連れ添ったパーティから衝撃の言葉を告げられることとなる。
パーティからの追放――
それは実質、英雄の資格の剥奪に他ならなかった。
彼には夢があった。
傑作と言われる人形をいつか作成するという、人形作家ならば誰もが思い描き、誰もが挫折してきた夢だ。
その夢に向かって大きな……とても大きな第一歩を踏み出すはずだった。
パーティたち
『厄災』と呼ばれた化物を討伐するべく、イストール王国は勇敢な冒険者たちを集めた。
そして、数えきれないほどの屍の山が積み上げられ、国中の誰もが諦めかけていた頃。
一組のパーティがついに厄災の討伐を達成する。
長年の旅に終止符を打ち、残すは英雄の凱旋……のはずだった。
しかし。
その帰路で人形作家クロムは、長年連れ添ったパーティから衝撃の言葉を告げられることとなる。
パーティからの追放――
それは実質、英雄の資格の剥奪に他ならなかった。
彼には夢があった。
傑作と言われる人形をいつか作成するという、人形作家ならば誰もが思い描き、誰もが挫折してきた夢だ。
その夢に向かって大きな……とても大きな第一歩を踏み出すはずだった。
パーティたち
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ああ〜、面白かった! とてもオススメですよ!
この話、初めは、「冴えない」んです。
主人公は人形使い。
勇者パーティーの前衛職ではなく、後方。
人形は、人々の相棒として、戦闘力のある人形なので、花はありますが、主人公は、そこまで戦闘力は高くない。
技術者、というかんじ。
いきなり勇者パーティーを追放されます。
……いろいろあって……。
主人公は復讐を誓い、相棒にしたのは、なんと、打ち捨てられたボロボロの人形、しかも戦闘型ではない人形。
あれ? なんだかいろいろ、「冴えない」?
そんな始まりでしたが。
王宮の陰謀や謎に満ちた伝説が絡み合い、最後のほうでは、
「そうであったか!」
と膝を打ちました。
人形の設定が良く作り込まれ、…続きを読む