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- ★★★ Excellent!!!「愛すればこそ」親しいはずの《友人》は知らない人の顔をしてそういった。
キリコの男友達であるアサギは変わっている。綺麗な風貌で、教室でも教師にあてられない窓際の席を好み、親しいはずなのに、時々キリコには理解のできないことをぽつりとこぼす。
そのときもそうだった。
夫が妻に暴力を振るい、それを懺悔するという映画で、アサギは涙を流した。あの映画が好きだと。キリコにはそんなアサギの考えが理解できず、困惑する。
アサギはつぶやいた。
「愛すればこそ、ってところかな」
…………
人間関係というのは難しいものですね。想いあっているはずなのに、すれ違ったり。寄りそうつもりが、絡まりあってしまったり。小説のようにはいきません。そんな「小説」のようにはいかない人間関係という…続きを読む