概要
また明日。
そのうちここって衰退してなくなっちゃうんだろうな、とみんなが何となく感じながら生きている町、二々ヶ浜(ににがはま)市。
中学三年生の式谷湊(しきたに みなと)と千賀上絽奈(ちかがみ ろな)は夜の海への散歩に出かけて、そこで出会った変わった生き物を家まで連れて帰ってしまう。
一方学校では生活費の高騰を受けて夏休みなのに全校生徒が半分くらい集まっての夏合宿が始まるし、市街地の方ではもうじき市長選を控えて発砲事件がバンバン発生しているし、なんか社会ってめちゃくちゃだし将来のこととか不安で仕方ないし……。
そんな夏休みが始まって、ゆっくり終わっていく話。
□学園+日常+青春+ちょっとファンタジー+ちょっとディストピア
□完結済み
□「小説家になろう」「カクヨム」「ハーメルン」にマルチ投稿してい
中学三年生の式谷湊(しきたに みなと)と千賀上絽奈(ちかがみ ろな)は夜の海への散歩に出かけて、そこで出会った変わった生き物を家まで連れて帰ってしまう。
一方学校では生活費の高騰を受けて夏休みなのに全校生徒が半分くらい集まっての夏合宿が始まるし、市街地の方ではもうじき市長選を控えて発砲事件がバンバン発生しているし、なんか社会ってめちゃくちゃだし将来のこととか不安で仕方ないし……。
そんな夏休みが始まって、ゆっくり終わっていく話。
□学園+日常+青春+ちょっとファンタジー+ちょっとディストピア
□完結済み
□「小説家になろう」「カクヨム」「ハーメルン」にマルチ投稿してい
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!不穏な時代を生きる少年少女のひと夏 with 謎生物
海で謎の生き物を拾ってくるところから始まる。その謎の生き物が非常にかわいらしい。ぐねぐね変形して人間の形を取ったり人間の言葉を学んだりするがあくまで異種族であるという一線を保っている。めちゃ良い異種間コミュニケーション描写があるのでオススメ。
健全な社会が営まれていない描写をこれでもかと叩きつけつつ物語が進んでいく。中学生たちの社会や将来に対する冷めた空気感をうまく伝えられている。一方で作者の特徴と言ってしまってもよい面白さのある会話劇も健在だ。
読み進めている間は面白く、そこに加えて読み終えた後に振り返ると名作だったと感じる、非常に嬉しいタイプのジュブナイルなのでみなさまも読むとよいと…続きを読む