彼女は、毒婦か、それとも?

皇帝である剋帝姫舜には、とある大きな悩みがあった。
彼の眼で見る世界は、人々の顔が蠢く黒い蟲に覆われてしまっているのだ。
悩み疲弊した彼の元、一人の女性が現れた。
禍祓いの一族 姚家の流麗であった。

豪華絢爛の中に暗いものが蠢く中華後宮を舞台に、黒い蟲は禍がなぜ蔓延ってしまったのかを軸に話を展開していきます。

メインである皇帝の舜、そして、謎多き女性流麗の二人。
やりとりは艷やかに、美麗に、品があり、闇深い。

この二人がどう問題に立ち向かっていくのか、二人の間に芽生えるものは。

ぜひ、最後まで読んでほしい作品です。


その他のおすすめレビュー

木曜日御前さんの他のおすすめレビュー197