呪われた不死の王女は、冥界の神に生贄に……?

主人公である王女ティナは、生まれた時から死と隣り合わせの人生だった。
母親は自分が生まれたと共に死に、自身は魔女から不死の呪いを受け。
父親と再婚した相手からは、何度も殺されては呪いのせいで生き返り……。
自分の国は、ほぼ詰み状態。

そんな人生の中、冥界の神の生贄として選ばれてしまうのだが……。

という、壮大かつオワタな状況出会ったが、そこから始まるのは、冥界の神ヨーツェとのかなり甘い生活。
周りの神々も愉快で面白いですし、
なんとヨーツェさん、猫になれるというお得セット(!?)。

けれど、甘いだけではなく、しっかりとしたバックボーンや、伏線が最後まで利いてくるという。
本当に、ここで出てくるか!と驚きました。

読み応えのあるストーリー展開を、
全体に軽快な文章によって、
楽しく最後まで読める作品です。

オススメの作品です。