根暗でぼっちの私が何故かクラスのキラキラ男子達に構われています。

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（767文字）

ぼっちのみんなー。カクヨマーはみんなぼっちでしょ？
偏見すぎる。
小説をダシにして？　イケメンと仲良くなるお話です。

バスケ部の男子、じつは小説好きみたい。
ぼっちの小説好き、自分でも小説を書く主人公の女の子、莉奈です。
小説のせいでイケメンがなついてきたー！　と思ったら
転校で離れてしまった幼馴染のこれまたイケメンが
転校生としてやってきて、ゼロ距離で仲良くしてくる―！
ふたりにせまられても、イケメン耐性がないからこまっちゃう。

主人公の莉奈ちゃんはまぁいわゆるぼっちの女の子です。教室でも一人静かに小説を読む、そんな中学生の女の子ですが、彼女はなんと、読むだけではなく、自分でお話も書いたりしているのです。

おいおい、これ私のことじゃない？
そう思った方、はい、目をつぶって正直に手をあげなさい。……はい、下ろしていいです。ええ、私もです。何なら両手あげましたから。

まぁ普通に考えればですよ。
この手のぼっち女子というのは、あまりモテません。というか、なんとなーくクラスのカースト上位女子からは「〇〇さんって暗ーい」「いつも本ばっかり読んで、なんかつまらないよね」とか陰口叩かれてたりするわけです。うるせぇほっとけ。

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ぼっちの少女神谷莉奈ちゃんは中学生。
小学校のころから、ひとりで小説を書いております。

さて、中学生になり、クラスのモテ男子、渥美昴くんが実は本好きってことがわかり、神谷さんと仲良しに。

そりゃ、波乱が。かっこいい男子が目立たないぼっちに注目すれば、カースト上位女子たちが、黙ってはおりません。
辛い立場ですけど、一方、羨ましくもある状況になるんです。
さらに、もう一人のキラキラ男子、佐々木くんとも幼馴染みで好かれているという。

いやあ、もう、危ない、危ない。

本筋は、ボッチの子とキラキラ男子の物語なんですが。

カクヨムで小説を書いてる皆様には、別の楽しみもある作品です。

小説を書…続きを読む

二人のヒーローとの恋愛が丁寧に描かれていて高評価です。
文化系と運動系の二人のヒーローが格好良く描かれていて、心温まるエピソードも。
途中ハラハラしましたが、今後の彼らを見ていきたいと思える素晴らしい作品でした。
長編ものの導入になりそうなエピソードで、彼女の小説がうまく行くことを願っています。
さて二人のヒーロー、どっちが彼女と結ばれるのでしょうか！？