終章-6 ふつうの推しへの応援コメント
完結おめでとうございます。
>「たぶん、これからもおれは簡単に揺らいでしまうんだと思います」
「はい」
「だけど花緒さんがくれた、いちばん大切なことは、もう見失いません」
このシーンに、生き辛かった二人の間に強い絆を感じました。
――還る場所は、もう、見つけたから。
ラストの言葉が心に沁みます。
執筆お疲れ様でした。
作者からの返信
ayaneさん、コメントありがとうございます。
最終話の中で私が最も伝えたかった部分を拾い上げていただけてとても嬉しいです。
どうしようもない生きづらさはそのままに、自分の中に軸を置いたことで、2人の間に特別な絆が生まれたのでしょう。読み取っていただけて光栄です。
最後まで見守っていただき、本当にありがとうございました。
終章-6 ふつうの推しへの応援コメント
拝読致しました。
また、作品、完結おめでとうございます。
花緒さんと公星くん、それぞれの心の動き、影が、繊細なまでに描かれていたことがとても素晴らしかったと思います。
最後の、(免許試験は除外で)初めての運転という新しいことを始めながら、自分たちの居場所を二人で探して作りだすシーンがとても綺麗でした。
互いの距離感、最終的にどのような道を辿るのか、そんな二人を想像してしまいました(^^)
ありがとうございました。
作者からの返信
たけざぶろうさん、コメントありがとうございます。
おそれや悲しみといった胸に巣食う仄暗い感情を大切に描きたいと思っていたので、褒めていただけてとても嬉しいです。
誰かに行き先を委ねるのではなくて、自分で決める。そして一緒に旅をしてくれる人がいる。花緒と奏汰の在り方が感じられるようなシーンになっていれば幸いです。
2人の気持ちに寄り添って想像していただけて、嬉しかったです。最後まで見守ってくださりありがとうございました。
3-12 あの子に会いに来たへの応援コメント
間に合って、良かった……。目の前で通り過ぎる電車に乗ってる姿を見たら、切なすぎますからね。一緒にいる時間を大事にしたいですよ。
作者からの返信
甲斐さん、コメントありがとうございます。どんな関係であれ、大切な人と引き裂かれる様はやっぱり書くのも読むのも心苦しいですよね。2人の気持ちに寄り添っていただけて嬉しいです。ありがとうございます。
終章-6 ふつうの推しへの応援コメント
遅くなりましたが、読了しました。
完結まで大変お疲れ様でした。
本当に人それぞれなんですよね。
世間一般的に常識と言われても、それだって人によっては異なるし、いろいろです。
それがよく描かれた作品だったかなと。
作者からの返信
水無月さん、コメントありがとうございます。
多様性だとか「普通は人それぞれ」だとかよく言われますけど、本当に実感できている人って案外多くないと思うんです。有り得なくても信じ難くても受け入れられなくても、そこに在るものはただそこに在り続けるという。無関係の他人がどう思うかなんて究極、関係ないんですよね。自分自身がどう思うか、隣で一緒に生きる人がどう思うか、それと法秩序しか生き方を変える要因にはなり得ないので。
そういう色んな意味で「どうにもならない」感覚が描けていれば幸いです。
最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
6-25 ふつうのふたりへの応援コメント
拝読致しました。
特別だけど束縛はなく、ただそこに穏やかに在ってくれるだけで、それを目にするだけで、何かを満たしながら生きていける。
華やかさはない、路傍の花のような、あたりまえで細やかな存在。
だから花緒ちゃんなのかな?
そんな妄想をしてみました(^.^)
みんなのスター、公星くんと、路傍の花、花緒ちゃんの、触れ合わないけれど互いを見守り満たし合う関係、穏やかでいつまでもあり続けて欲しいと思えます。
作者からの返信
たけざぶろうさん、コメントありがとうございます。
きっと特別だから互いを互いに縛り合わなきゃいけないなんて、そんなことはないんですよね。特別に好きだけど恋や愛とは違くて、触れられなくてもただそこにいて欲しくて、見ているだけで満たされる……それこそ現代の推しとファンの在り方だなあと思います。
花緒と奏汰は、推しとファンから始まって、壁を取り払った隣人になって、もう一度そこへ辿り着きました。
ささやかな願いで形作られた、ふたりだけのとても穏やかな日々が、これからも続けばいいと私も願うばかりです。
いつも温かく見守ってくださり、ありがとうございます。
回想1-2への応援コメント
はじめまして。
幼い頃の心の傷って、ずっと残りますよね。子供は純粋で簡単に人を信用してしまう。昔の自分と少し重ねてしまい、泣きそうになりました。救いがあるといいな。
少しずつ読んでいこうと思います。
作者からの返信
はじめまして。コメントありがとうございます。
幼い頃にできた傷って、治ったように思えてもふとした瞬間に新鮮に蘇って、制御が難しいですよね。成長に従って傷の上に色んなものが重なって層になるせいで、手が届かなくて自分でもどうにもできなくなってしまうのかななんて思います。
本作はどうにも制御できない傷を抱えてもがく話ですが、最後にはきっと小さな光のような結末になるはずです。もしよければ、見守っていただければ幸いです。
3-27 夏の終わりへの応援コメント
祖母の最期に間に合って良かったです。陽輝は名前の通り、すごく良い人ですね。
花緒のことが気になって近くにいてくれただなんて!
花緒の推しへの「好き」は奏汰に伝わったかな……。
陽輝との関係に抱く花緒の、ちょっと打算的な、相手から気があるのは感じていつつ暫くこのままで維持したい気持ち、なんとなく分かる気がして。こういう正直な、というか、心の内の描写が好きです。
作者からの返信
保紫さん、コメントありがとうございます。
陽輝はひとつも瑕疵がないように作り上げたキャラクターなので、びっくりするほど善人です。そんな陽輝に真っ白でない気持ちを向ける花緒が善人でないかと言うとそうでもなくて、生々しい普通の人なんですよね。
心理描写を褒めていただけること、光栄です!ありがとうございます。
終章-6 ふつうの推しへの応援コメント
完結おめでとうございます!
二人の選んだ関係が新しいものに見える私は常識に囚われているんでしょうね……二人のこれからに幸多いことを願います!
作者からの返信
ミラさん、コメントありがとうございます。
常識に囚われているなんて、そんなことはないと思います。常識や普通はひとりひとり違うもので、自分が信じるものと違うものを受け入れるのは難しいことです。
違うからといって否定し自分の価値観を押し付けるのではなく、「そういう人もいるのか」と見逃していただければ幸いです。
最後まで見届けてくださりありがとうございました!
終章-6 ふつうの推しへの応援コメント
完結おめでとうございます!
花緒がどうなるのかを見届けられてよかったです。
一話が短くてテンポがよく、読みやすかったです!
それに、母親もそうですが、考え方が違っても優しい人が多くて温かい物語に感じました。
世間体や「普通とされていること」を意識してしまうことって、きっとたくさんあると思います。
もちろん周りに合わせて生きてもいいし、そうじゃなくてもいいはずです。
そんな中で、『花緒』なりのこれからを彼女自身が選べてよかったなと思います!
作者からの返信
八星さん、コメントありがとうございます。
内容が重めの分、1話あたりの文字数を少なめにして正解だったなと安心しました。
現実では違う価値観を受け入れることは一筋縄ではいかない例ばかりだと思います。多様性を謳った時代であれど不変の価値観は必ずあって、花緒たちの選んだ生き方が王道になる未来はきっと来ないでしょう。
それでも、自分がこれでいいと思えて、それを許してくれる人と同じ人生を歩めたら、それがひとつの幸せの形だと思えるような、希望のような結末になっていれば幸いです。
最後まで見届けてくださり、ありがとうございました!
4-10 変わり果てた彼女への応援コメント
拝読致しました。
とても娘のことを心配していることは伝わるのですが、致命的にすれ違っている二人が辛いですね。
お母さんは自分の考えに縋り目の前の娘が見えておらず、花緒ちゃんは逃げることしかできず。
そんなふうに見えました。(´Д⊂ヽ
作者からの返信
たけざぶろうさん、コメントありがとうございます。
花緒の母は、自分と子供の人生を切り分けて考えることができないのだと思います。
愛情と責任感故彼女を責めることもなかなかできないのが心苦しいですね。
終章-6 ふつうの推しへの応援コメント
完結おめでとうございます!
作品タイトルにますます深みを感じるラストでした。
思い返してみると、花緒さんと公星くんって、言うなればおそろいの傷を持つもの同士ですね。
特別になりたかった。(それは誰かの恋人=特別な人、周囲にとっての普通であったり、才能のある人であったり)
世界に許されたい。
周囲の視線とかいった世界の全てに追いつめられる。
そして、お互いにお互いがそういった苦しさを小さくしてくれる特別な存在。
マジョリティ的には、異性同士であれば「男女としての特別な関係」を普通と呼ぶけど、2人にとっては、お互いを文字通り特別に思う関係をふつうにしよう、というのがすごく良かったです。
「特別なことがなくても一緒に生きてくれないか」という言葉も、告白ではなくて、許しや、死なないでほしいというような言葉に思えました。
相変わらず言いたいことが散らかっていてすみません!長文!
そして、感想を書いているはずが、いつも考察っぽくなってしまって申し訳ないです^^;
花緒さんの傷は私にとってはすごく共感できるものでした。こういった作品が存在すること自体が心強かったです。王道じゃない人生とか、諦めるとかいう言葉にも、本当に大きく頷いたんですよ。
読めて良かったです。
素敵な作品をありがとうございました!
作者からの返信
きみどりさん、コメントありがとうございます。もう本当、なにからなにまで全部おっしゃる通りで。
なにもかも違う2人のようで、1番深い所は同じなんですよね。普通になれなくてごめんなさいの花緒と特別になれなくてごめんなさいの奏汰…そして2人とも、誰かの特別になりたいけど、みんなと同じ普通がいい。同じ価値観に振り回されて自分を見失った先でたった1つ見つけた光がお互いだった。
奏汰が花緒に贈った言葉は、多分、世間的にはプロポーズとして扱われるのでしょうね。異性と特別な関係を築くことを普通とする価値観って厄介だけどけして無くならないもので、本当うんざりします。名前や証明がなくても、一緒に生きたいと思える相手がいるだけで幸せなことなのに。奏汰が花緒に抱く特別は、まさに許しと願いの入り交じったものなのだと思います。
作品自体が私の絶望とか悲しみから生まれた側面もあって、自分自身の傷と向き合い、何度も抉りながら書いたので、同じような傷を抱えた人に届くことが本当に幸せです。なんかもう色々諦めてできる範囲でなるべくハッピーに生きたいですね!
深く読み取り考察していただけて、作者冥利に尽きます。最後まで見届けていただき、本当にありがとうございました!
編集済
終章-3 共生への応援コメント
お母さんの娘を思う気持ちが、深く温かいと共に切ないです。
その思う気持ち故に無自覚に傷つけてしまうこともあるし、花緒さんにとっては強く思われれば思われるほど「私に縛られないで」と苦しくなるものでもあり。
ゆくゆくは適度な距離感をとれるようになったら良いなぁと思います。
それこそ、理解とかではなくて、お互いの諦めによって成り立つものかもなぁ、なんて想像します。
そして、瑞希さんとの関係、良いですね!
作者からの返信
きみどりさん、コメントありがとうございます。
お母さんもなにも悪くないんですよね、ただ娘の幸せを願っているだけで。誰も悪くなくてもうまくいかないことって割とあると思います。
おっしゃる通り、年齢も辿ってきた人生も違う2人がお互いを本当に理解することは難しいと思います。だけど「もうそれでいいよ」の意味で「わかったよ」と、お互い少しずつ譲り合えたら、そこが香住母娘の最も穏やかな終点になるのかななんて思います。
瑞希との関係も割と似ていますね。わからないけど別にいいよっていう。いつかなにか不都合が出るかもしれないけど、当事者間が現状満足しているなら、それで十分ですよね。
編集済
6-25 ふつうのふたりへの応援コメント
タイトル回収、あらすじの抜粋も回収ですね。「普通」ではなくて「ふつう」、推しとはどんな存在で、誰のことなのか。
花緒さんの身に起こったことが語られ、今の花緒さんの内面や状況が作り上げられた過程も非常に丁寧に描かれ、色々なものがするすると繋がり、より深くを感じられる章でした。
作者からの返信
きみどりさん、ここまで読んでくださりありがとうございます。あらすじやらタイトルやらメッセージやら、色々回収する回でもあり、目指していたゴールでもありました。
推しとの隣人生活のときめきではなく、主人公の傷と関係性の変化の過程が最も描きたいテーマな辺り、やっぱりこの作品って推しモノ小説じゃないよなあと思います。
回収までが長くなりましたが、あとほんの少しだけ、お付き合いいただければ幸いです。
編集済
5-15 本当の望みへの応援コメント
女でなければ、過去に傷を負わずに済んだかもしれない。
女でなければ、恋愛しなければいけないという意識をここまで持たずに済んだかもしれない。
女でなければ、親から結婚や出産の期待を向けられなかったかもしれない、過去のことがなければ「女の普通の幸せ」を強く願われなかったかもしれない。
そんなふうに思います。
公星くんは男ですけど、花緒さんは男としてではなくて推しとして、公星くんとして見ているわけで。
恋ではないけど、異性に対して好きという感情を向けることは、自分が「普通になれている」ような、救われているような感覚もあったのかなぁと思います。
とっ散らかった中途半端なコメント、失礼しました(><;)
花緒さんには、自分で自分のことを「普通じゃなくてもいいんだ」と許してほしいし、そう言ってくれる人がそばにいてほしいです。
作者からの返信
鋭い考察をありがとうこざいます。本当にその通りで、花緒の悩みっていわゆる女の生きづらさと割と一体なんですよね。
そして花緒が奏汰を通して得ていた感覚は、まさにおっしゃる通りです。まさかここまで寸分の狂いなく読み取っていただけるとは……驚きと同時にすごく嬉しいです!
ネタバレになるので詳しく言えないのですが、私も彼らに同じ願いを抱いていて、きっとこの物語が向かう先はそこなのだと思います。ぜひ最後まで見届けていただければ嬉しいです。
5-13 悪いのは誰への応援コメント
この場に公星くんがいてくれて、「おかしくない」「誰もなにも悪くない」と言ってくれて、本当に良かったです。
その言葉が心にきちんと届くのは、今この場では無理だけど、もう、そういう人が2人のそばにいるってだけで、救われるような気持ちです。
過去に受けた傷が今に続き、何度も繰り返し開き、新たな傷まで生んでしまう。辛いです。
作者からの返信
きみどりさん、コメントありがとうございます。
陽輝は合意の上、世間では当たり前のことをしただけで、おかしくも悪くもなくて。だけど花緒の事情を鑑みると彼女を責めることもできなくて。この場面、本当に誰もなにも悪くないんですよね。
花緒と陽輝だけだったらこれも傷に残っていたと思います。だけどここに奏汰がいて「誰も悪くない」と言ってくれたから、いつか振り返った時にひとつの思い出にできるのかなとも思います。長い目で見れば救い、なのでしょうか。
編集済
4-12 彼女は正しいへの応援コメント
これは抉られるように痛くて辛いですね。
瑞希さんの話す一言ずつが、全部鋭利なものに変換されて、未だ塞がらない傷めがけて突き刺さる。
自分と同じ、もとい自分よりもひどいことをされた彼女が発する幸せな雰囲気や甘え、正解といった言葉は、花緒さんにとっては決定的な破壊力を持った否定ですね。
自分だけが普通になれない。出来るはずのことを出来ない。過去を過去にできない。そんな絶望を感じます。
作者からの返信
きみどりさん、コメントありがとうございます。
いっそ何も知らない他人なら切り捨てられるのに、親しい人や同じ境遇の人の言葉だから深く刺さり絡まって容易に解けなくなってしまうんですよね。
瑞希に花緒を責める意図はなくても花緒が自分自身を強く責めているせいで、絶望に拍車がかかってしまう……まさに考察していただいた通りの状況です。
1-20 不時着への応援コメント
第一章、興味深く読ませていただきました。
私も2.5次元界隈にはそこそこ馴染みがあるため気になって読み始めたのですが、『引退した推しに会っちゃって!?』という話ではなく、傷を負った二人の気持ちを繊細に描いている作品だと感じました。
続きも楽しみに読ませていただきますね!
作者からの返信
八星さん、コメントと素敵なレビューをありがとうございます。
私も以前は2.5界隈にいました。推しとの距離が近く、出会いも別れも突然な界隈ですよね。
そんな界隈だからこそ題材になりましたが、やはりタイトルから推しモノ小説を連想させてしまうなと反省もあります。お察しの通り、本作は一般文芸です。
異なる傷を抱えた人たちが手探りで関係性を構築していく話になります。なにか心に寄り添えるような優しい話にしていきますので、ぜひ見守っていただければ幸いです。
3-27 夏の終わりへの応援コメント
拝読致しました。
距離を置いているのに、命を載せるほどの愛情。
花緒ちゃんの切実な感情が吐露されましたね(^^)
対して、いまのところ、とても優しい普通の陽輝君に公星君のことが明かされて。
この先の二人がどうなるのか。
引き続き、拝読させていただきます。
作者からの返信
たけざぶろうさん、コメントありがとうございます。
奏汰のピンチで、ようやく花緒の心の深い部分を打ち明けられたように思います。陽輝は本当に善良ですね。瑕疵のない良い奴になるよう作ったキャラクターです。
普通の奏汰と、何かありそうな花緒、良い奴の陽輝。どう変わって、どう関わっていくのか、見守っていただければ幸いです。
6-25 ふつうのふたりへの応援コメント
あらすじの一文に惹かれて読み続け、ついに回収……!
最後まで頑張ってください!
作者からの返信
舟渡さん、コメントありがとうございます。回収までの道のりが長くなり申し訳ないです。でも本作で描きたかったとても大切なシーンで、抜粋するならここしかない、というフレーズでもありました。
いつも最新話に反応いただけて励みになっています。きっと光のある場所に着地してみせるので、あともう少しだけ、見守っていただければ幸いです。
3-7 お別れへの応援コメント
繊細な公星くん、トラウマからコミュ障な花緒さん、コミュ力お化けなのか、若いからなのか、あまりにデリカシーのない兎堂くん。
三者三様で面白い。緊迫感たっぷりの空気感に読む手が止まりませんが、この場にいたら冷や汗ものです!
作者からの返信
綾森さん、コメントありがとうございます。繊細で他人の心の機微に敏感な3人ですが、中でも恋が1番鋭いんです。
自分がされて嫌なことが明確にある分、他人のそれにもすごく敏感で、本来はかなり配慮するタイプなのですが、同時に誰かがやらなきゃいけないけど誰もが嫌がって自分以外に押し付けることを率先して実行できる超生真面目さんでもあります。
奏汰が客観的には危険な状況に置かれていることを誰かが指摘しなければいけないけど、信頼関係を壊しかねない。たとえ自分が損をしてもデリカシーのない振りができる、恋も善良故に不憫な人です。
2-14 答え合わせへの応援コメント
>肌の色を晒すような服装をすることに対して緊張感があった
子供時代の経験からですかね?
パンツスーツじゃだめなのかな?
今時、パンツスーツの女性、多いですよね。
それでも面接にはスカートなのか? ヤバイ国ですね笑
作者からの返信
綾森さん、鋭い考察をありがとうございます。まさにご指摘の通り、幼少期のトラウマ故です。
今ではパンツスタイルの就活生も見ますが、やはりスカートの方が多いですね。花緒の年代だと、パンツスタイルはより少なそうです。本当、パンツでもスカートでも自由に選べるようになりたいです。
3-9 恋でなくてもへの応援コメント
拝読致しました。
うすうす感じていましたけれど、やっぱり花緒さんにとって、推しとは本来交わらない世界線の存在と決めているのですね。
だから、一方通行の関係性で初めて安心できる。リアルになればルール違反になるような気がして落ち着かない。
対して公星君は既に半ば花緒さんに心を開き始めている……ような?
この先、花緒さんがどのように変化していくのか(しないのか)、展開が楽しみです(^^)
作者からの返信
たけざぶろうさん、コメントありがとうございます。
花緒は推しに認知されたくないタイプのオタクなので、自ら奏汰との間に壁を作ってしまっているんですよね。対して奏汰は親しい隣人として接してくるので、2人がお互いに向ける気持ちが釣り合っていない状態です。
花緒がきちんと奏汰と向き合うようになればいいのですが…。
回想2-3への応援コメント
これは、この「お兄さん」は、花緒のトラウマになった人……でしょうか。寂しそうな子供に手慣れた様子で近付くとは、一見良い人そうにみえて、怖ろしいです。
自分の持っている物、自分の好きな物を持っている人って、つい親近感を覚えてしまうものですよね。
忙しくてなかなか一緒にいられないお父さん、お母さんのことを、仕事が大好きで、すごい人だ、って。先生から言われたからもあるでしょうけれど、そう思えるのって、ご両親が好きだからかな。少なくとも嫌いではなさそうに感じました。
賑やかな公園が寂しいと感じるの、子供がそう思うのって悲しいことですね……。うるさい、と感じるんじゃなくて、寂しい、だから。
続きもまた楽しませていただきます!
作者からの返信
保紫さん、コメントありがとうございます。お兄さんに潜む恐ろしさや花緒の両親への思いなど、様々なことを的確に読み取っていただけて嬉しいです。
1人きりでいる子供に近づく大人の構図って、角度によって見え方が様々ですよね。
手を差し伸べているようにも見えるし、悪い方へ誘っているようにも見える。
たとえ100%の善意でも、危険に見えてしまいます。そして多分、お兄さんもこの時点では善意しかなかったのだと思います。
2-13 カーテンコールへの応援コメント
拝読致しました。
うーん、やっぱり花緒ちゃんの繊細さ、あるいは過敏さが強く感じられますね。
藤田さんの質問は、正直普通にデリカシーがないとは思いますが。
公星さんの方が傷は浅いのか、それとも端から見ているからなのか。
いずれにせよ、古い心の傷に触られるのを脅える様子を見ると、花緒ちゃんの安寧を願わずにはいられない気持ちになります(^^)
作者からの返信
結婚や妊娠については長く働いてくれるかの判断材料になるので採用側としては気になる所ではありますよね。ただそれらをしなければならないという価値観を押し付けられるとうんざりしてしまいますが…。
奏汰が人の目に怯えるのは引退後のプライベートを詮索されたくない、という気持ちからなので、花緒よりも傷は浅いかもしれません。
1-20 不時着への応援コメント
第一章、あっという間に読み終えていました。
辛い過去、人の目に怯えていきてきた花緒が地元に帰ってきて、まさか隣に失踪した推しの奏汰がいるとはと驚き、彼もまた人の目から逃れたいと願っていることを知る……。トラウマになっている心の傷が恐怖を生み、生き方すら歪ませている現状が、胸に痛かったです。でも、互いに気持ちを理解できる相手に出逢ったことは幸運ですね。花緒も、ちゃんと自分がしていないことの説明もできましたし、それを奏汰が理解してくれたことが、とても嬉しかったです。これから二人が信じあえて、自分たちが居たい場所で、輝くことができればと願っています。
文章力も高くて読みやすいです。
続きも楽しませていただきます。
作者からの返信
保紫さん、ここまで読んでくださりありがとうございます。温かいコメントをいただけてとても嬉しいです。推しとファン、対照的な立場の2人ですが、同じ痛みを分かち合い、きちんと向き合って分かり合える存在と出会えたことはとても幸運なことだと思います。
お時間がある際にまた覗いていただければ幸いです。
2-15 推しに推されるへの応援コメント
溢れるカレーに手を?この2人の関係性も気になる感じですね。
作者からの返信
三可さん、コメントありがとうございます。花緒と奏汰、そして陽輝。三角関係のはじまり…?かもしれないです。
1-19 被害者の権利への応援コメント
拝読致しました。
お互いにとても繊細な心を、感受性を持っているんだなぁ、と感じました。
幸せを感じるためには必須の能力ながら、ひとたび過敏になるとこうも辛いのだなぁ、と。
これが分かり会える二人の出会い、これは奇跡的ですね(^^)
作者からの返信
たけざぶろうさん、読みに来てくださりありがとうございます。繊細な心を持つと幸せも悲しみも多くのものを捉えすぎてしまいますね。同じ傷を共有できる存在との出会いは、仰る通りまさに奇跡のようなものだと思います。
1-19 被害者の権利への応援コメント
二人とも同じ痛みを背負ってるんですね……(T_T)
作者からの返信
コメントありがとうございます。応援される側する側、立場は真逆でも、2人とも視線から逃げてきた者同士です。
3-8 追いかけるへの応援コメント
じ、自転車だった!
でもカッコいい。
それに交通規制中だったら一番速い乗り物かもですね!
何かのファンをしてると、もし推しが目の前に現れたら?って妄想するのは決して珍しいことではなくて、推しが次々と現れるシチュエーションも夢のようなのですが、
そのくらいのキラキラがあってこそ、そして推しを前にした限界オタクの描写があるからこそ、
この作品の持つ深く重く鋭利な面とバランスがとれているように思います。
過去の感覚が蘇るシーンや、特に回想パートなんかでは、読んでいるこちらも心がギュッと痛んで、息が苦しくなるのですが、
他者と交流して心が飛び跳ねたり安らいだりする花緒さんを見ていると、私も癒されるような救われるような心地になります。
ゆるやかに近づいているような距離感、でもさらけ出しはしない自身の傷。今後の関係性や展開が気になります。
作者からの返信
車かバイクで「乗ってけ!」とできたら、それこそ主人公のようでかっこよかったんですけどね笑
ただ普通に暮らす一般人の花緒にはこれくらいがお似合いかもしれません。
そして相変わらず鋭い考察をいただきありがとうございます。いわゆるオタク仕草と一般文芸って相性が悪くて、どちらかに偏ると楽しくなかったり、本当に書きたいテーマや空気感から逸れてしまったりで、バランスに苦戦しながら書いたので読み取っていただけてとても嬉しいです。
いつもきみどりさんにいただいた言葉をじっくりと味わわせていただいています。
緩やかに移ろっていく花緒たちの空気感を楽しんでいただければ幸いです。
編集済
終章-6 ふつうの推しへの応援コメント
遅ればせながら、完結おめでとうございます!
トラウマを抱えた花緒ちゃんは最初、公星くんを推すことで自分の殻に閉じこもり気味だったのが、公星くんの近くに住むことで次第に自分を見つめ直すことになっていきましたね。
公星くんの方もアイドルである自分と本当の自分とのギャップに苦しんでおり、そんな本質的なことを大切にする彼だからこそ花緒ちゃんに推され、そして互いに惹かれ合っていったのかもしれませんね。
きっと二人はこれからも互いを支え合っていくんだろうな、そんな風に思えるいい最終回でした。素敵な物語をありがとうございました!
作者からの返信
大杉さん、コメントありがとうございます。
ファンは推しを映す鏡なんて言いますけど、推しを見つめることは自分自身の内面や理想と向き合うことにも通じるのかななんて思います。
推しを推す中で生じる葛藤が自分を見つめ直すきっかけになったり、正反対の理想と現実で揺れ動き共鳴する2人の在り方を読み取っていただけて嬉しいです。
最後まで見届けてくださりありがとうございました。