第一章、あっという間に読み終えていました。
辛い過去、人の目に怯えていきてきた花緒が地元に帰ってきて、まさか隣に失踪した推しの奏汰がいるとはと驚き、彼もまた人の目から逃れたいと願っていることを知る……。トラウマになっている心の傷が恐怖を生み、生き方すら歪ませている現状が、胸に痛かったです。でも、互いに気持ちを理解できる相手に出逢ったことは幸運ですね。花緒も、ちゃんと自分がしていないことの説明もできましたし、それを奏汰が理解してくれたことが、とても嬉しかったです。これから二人が信じあえて、自分たちが居たい場所で、輝くことができればと願っています。
文章力も高くて読みやすいです。
続きも楽しませていただきます。
作者からの返信
保紫さん、ここまで読んでくださりありがとうございます。温かいコメントをいただけてとても嬉しいです。推しとファン、対照的な立場の2人ですが、同じ痛みを分かち合い、きちんと向き合って分かり合える存在と出会えたことはとても幸運なことだと思います。
お時間がある際にまた覗いていただければ幸いです。
第一章、興味深く読ませていただきました。
私も2.5次元界隈にはそこそこ馴染みがあるため気になって読み始めたのですが、『引退した推しに会っちゃって!?』という話ではなく、傷を負った二人の気持ちを繊細に描いている作品だと感じました。
続きも楽しみに読ませていただきますね!
作者からの返信
八星さん、コメントと素敵なレビューをありがとうございます。
私も以前は2.5界隈にいました。推しとの距離が近く、出会いも別れも突然な界隈ですよね。
そんな界隈だからこそ題材になりましたが、やはりタイトルから推しモノ小説を連想させてしまうなと反省もあります。お察しの通り、本作は一般文芸です。
異なる傷を抱えた人たちが手探りで関係性を構築していく話になります。なにか心に寄り添えるような優しい話にしていきますので、ぜひ見守っていただければ幸いです。