編集済
タイトル回収、あらすじの抜粋も回収ですね。「普通」ではなくて「ふつう」、推しとはどんな存在で、誰のことなのか。
花緒さんの身に起こったことが語られ、今の花緒さんの内面や状況が作り上げられた過程も非常に丁寧に描かれ、色々なものがするすると繋がり、より深くを感じられる章でした。
作者からの返信
きみどりさん、ここまで読んでくださりありがとうございます。あらすじやらタイトルやらメッセージやら、色々回収する回でもあり、目指していたゴールでもありました。
推しとの隣人生活のときめきではなく、主人公の傷と関係性の変化の過程が最も描きたいテーマな辺り、やっぱりこの作品って推しモノ小説じゃないよなあと思います。
回収までが長くなりましたが、あとほんの少しだけ、お付き合いいただければ幸いです。
拝読致しました。
特別だけど束縛はなく、ただそこに穏やかに在ってくれるだけで、それを目にするだけで、何かを満たしながら生きていける。
華やかさはない、路傍の花のような、あたりまえで細やかな存在。
だから花緒ちゃんなのかな?
そんな妄想をしてみました(^.^)
みんなのスター、公星くんと、路傍の花、花緒ちゃんの、触れ合わないけれど互いを見守り満たし合う関係、穏やかでいつまでもあり続けて欲しいと思えます。
作者からの返信
たけざぶろうさん、コメントありがとうございます。
きっと特別だから互いを互いに縛り合わなきゃいけないなんて、そんなことはないんですよね。特別に好きだけど恋や愛とは違くて、触れられなくてもただそこにいて欲しくて、見ているだけで満たされる……それこそ現代の推しとファンの在り方だなあと思います。
花緒と奏汰は、推しとファンから始まって、壁を取り払った隣人になって、もう一度そこへ辿り着きました。
ささやかな願いで形作られた、ふたりだけのとても穏やかな日々が、これからも続けばいいと私も願うばかりです。
いつも温かく見守ってくださり、ありがとうございます。