学校の放課後に同級生の女の子と異世界に

みみっく

第1話 異世界に来たみたい。

僕はユウヤ小6だ。学校の放課後に友達とケンカになり向こうの方が人数が増えてヤバイと思って逃げている途中で友達のミユが心配で着いてきて一緒に何故か逃げている。


「何でいつもケンカしてるのよ」


「仕方ないだろ、向こうから来るんだから」


学校の屋上に上がる途中に物置に使ってる部屋があり、素地用具入れや机や椅子テレビ台がいくつかあったので隠れのに良いかもと、そこに2人で隠れたが部屋の前で声と気配がしたので掃除用具入れ入れる場所に2人で隠れる。


小声で話す


「何でお前も入ってくるんだよ」


ユウヤの言う通り掃除用具いれは5つ程あった。


「ユウヤが心配で着いてきてるのに1人にする気なの?ヒドイ」


「狭くて窮屈だろ」


体が密着している事に気付くミユ


顔を2人で赤くする


ミユも胸が大きくなっていてそれが当たっていてミユから甘い良い匂いがしてきた。


恥ずかしいのとドキドキして2人共早く出たかった。


外が急に静かになる…


ゆっくり扉を開けると木造の小屋の収納庫になっていて、そこに2人で入っていた…


小屋には誇りだらけで誰も住んで居なさそうだった


2人が顔を見合わせ首を傾げる


「何処だココ」


「私が分かる分けないでしょ」


取り敢えず外に出る扉を探して外に出てみた


辺りは平原で小高い丘に家が建っていた


少し離れた場所に村が見えたが日本では無さそうで人には見えない猫耳のような物を頭に付けている人も居た。


「あそこに行ってみるか?」


「危なそうだよ」


「だよな。迷子になっても困るしな」


「早く戻ろ。」


「どうやって戻るんだよ。」


「知る分けないでしょ。探すのよ」


「じゃあ、入ってた所にまた入ってみるか。」


「また、2人で?エッチな事考えてるんじゃないの?」


「お前にそんな事考える分けないだろ」


「ふーん。そっか。」


機嫌の悪くなるミユ


恥ずかしいが仕方なく収納庫に2人で入ってみる


雰囲気が辺りが騒がしくなった。


ゆっくり扉を開けると学校に戻っていたようだった。


「はぁ・・・帰ってこれたみたいだな」


「うん。良かった。帰れなかったらどうしようかとお思ってたよ」


「何だったんだろうな?」


「不思議な感じがする所だったよね」


「頭に動物の耳があったよな?」


「うん。私も見たよ」


「明日も放課後に行ってみるか?」


「私は行かないからね!」


「じゃあ、俺が1人で行ってくる」


「え!?1人で行くの?・・・仕方ないなー私も一緒に行くよ。」


「ホントか?実は1人で行くの恐かったんだよね」


「私、明日はお菓子とか持ってくるよ」


「俺は・・・何か持ってくる」


「何かって何よ。別に良いけど。」


「帰るけど走って学校から出るぞ」


「うん。分かった」


部屋から出ると走って逃げるがミユが遅れるのでミユの手を握り一緒に学校から無事に出れた。


通り道にミユの家があるので無事に送り届けて家に帰って不思議な場所の事を考える・・・


変な場所だったよな・・・獣人っていうのかな?初めて見たよ。あの村みたいな場所に明日行ってみるかな人も居たし多分大丈夫だろ。


見た感じ文明は進んでなさそうな感じだったよな・・・


100円ショップで買った物をいくつか持っていくか、それと缶詰めと腕時計と・・・色々とランドセルに積めた。


ユウヤは教科書とか重いので学校に置きっぱなしにしていて普段は何も入っていない。


翌日の放課後になり、また、友達にからかわれた。


「お前はいつもミユと一緒にいるな。好きなんだろ!」


「結婚でもするのか?」


と、からかわれたが今日は用事があるので無視をする。


こいつらはきっとミユの事が好きなんだろ。


ミユは優しくて可愛いからな。


今日も走って逃げてるとミユに途中で会い一緒に逃げて


物置部屋に来て掃除用具入れに入って隠れると、ランドセルがある分昨日より狭くて体がさらに密着しているし顔が近い・・・抱きしめている状態と変わらない。


辺りが静になり扉を静かに開けてみると昨日の場所に居た。


「今日も来れたな」


「あまり来たくなかったんだけど」


「今日はあの村に行ってみよう?」


「危ないと思うよ」


「ココに居ても何もないでしょ?」


ユウヤは村に歩き出しているので仕方なく付いていく


村に入ってみると一瞬ジロッと見られるが問題は無さそうだ


服装にランドセルが珍しいのかな?


猫耳の同じ歳のような女の子が話を掛けてきた


「変な格好だね」


「変かな?」


「見たこと無い格好に変な物を背負ってるし」


「時間あるなら他のも見たい?」


「うん。うん。見たい」


ミユが心配そうに


「大丈夫なの?」


「大丈夫そうじゃない?」


「はぁ・・・」


「私の家近いけど来る?ココで落ち着いて見れないし通行の邪魔になるしな」


「良いのか?」


「私1人で住んでるから気を遣わなくて大丈夫だし。珍しい物があれば買い取るよ」


「買い取るってお店でもやってるの?」


「物を売って生活してる」


「子供なのに偉いな」


「え?お前建ちも物を売りに来たんじゃないの?」


「え、あ、そうそう売りに来たんだ。」


ミユが隣で呆れている


猫耳の女の子の家に着いた


結構広くて物がいっぱい置いてある


3人は椅子に座り出されたお茶を飲んでユウヤの持ってきた100円ショップで買った物を見せて説明をすると


「これ売ってくれ。頼む」


さっそく食い付いてきたけど・・・


お金って帰ってから使えるのか?


「売るのは良いけどこの国に来たばかりでお金の価値が分からないけど」


どうやら金貨、銀貨、銅貨とあるらしい


「いくら出せるんだ?」


「うーん・・銀貨5枚でどうだ?」


「ちなみに銀貨5枚でなにが買えるんだ?」


「宿屋で銀貨2枚で泊まれるな、贅沢をしなければ3日は暮らせるんじゃないか」


「よし。売った」


100円ショップで買った物は全部売れた、それとキャンプ用のサバイバルナイフが金貨3枚で売れた。


この世界ではナイフがすぐに切れなくなるし柔らかくて、すぐに曲がるらしい。


「金貨3枚で買って儲け出るのか?」


「これなら金貨5枚で売れるさ」


「なら良いけどな。」


ミユがランドセルからお菓子を出した


「良かったら食べてね」


と言い配った


「ありがと。遅くなったけど私の名はスズだ」


と自己紹介してくれたので2人も自己紹介した。


スズが1口お菓子を食べて


「もっとないの?買い取りたい!」


お菓子も売れた。


気付くと辺りは暗くなり慌てる2人


「今日は泊まって良いぞ?」


「家に帰らないと」


「うん。帰らないと怒られちゃうし心配されちゃう」


「でも、夜は危ないぞ。獣も出るし、あまり聞かないけど盗賊も出るかも」


「・・・仕方ないな・・泊まってくよ」


「・・うん。泊まるしかなさそうだね。」


「遠慮はするなよ。夕飯も食べてくれ」


肉料理が出てきて美味しく食べて


「今日はそろそろ休むか」


ベッドに案内されたが1つのベッドだった


「悪いんだがベッド1つしか無いんだ。お前達は夫婦なんだろ?問題ないよな。」


ミユが慌てて訂正する


「夫婦じゃないです。」


「そうだったか。悪いな、でもベッド1つしかなくてなソファーに私が寝るしな」


「俺がソファーに寝るよ」


「お客をソファーに寝かせる分けにはいかないさ」


と言われ困らせる分けにもいかず仕方なく2人で寝る事にした。


「エッチな事しないでよね。」


「する分けないだろ」


1人用のベッドなので狭い


「くっつきすぎじゃない?」


「俺がベッドから落ちる」


言い合いをしてたら朝になっていた。


目を覚ますとミユが可愛い寝顔で寝ていた


しばらく寝顔を見つめているとミユも目を覚まし


「おはよ。」


「おはよ。良く寝れたか?」


「うん。寝れたよ。」


「スズ起きたかな?」


リビングに向かうと朝食を作ってくれていた。


「悪かったね。夫婦だと思ってたからさ」


「あ、大丈夫ですよ。昔も一緒に寝てたんで」


「そう言えばそうだな。」


朝食を食べ終えお礼を言って小屋に戻り収納庫に入る


辺りが騒がしくなり学校に戻った。


ランドセルから金貨や銀貨のジャラジャラと擦れる音がする


「やっぱり夢では無さそうだな」


「うん。楽しいところだったね。また遊びに行こうね」


「ミユも来てくれるなら今日も放課後に行くか。」


「帰ったら怒られるからな・・・」


「そうだな・・怒られるよな外泊だもんな。」


腕時計を見ると15時40分だった


ん?時間が止まってた?時計が壊れたのか?


ミユ伝えると


「時計が壊れてるんじゃないの?」


「まぁ普通はそう考えるよな」


「部屋をでて友達に聞いてみない?」


「それで結果がでるか。」


部屋を出てミユが友達に聞いてくれて帰ってきた


「時間の方が止まってたみたい」


「マジか。あっちに1週間いても、こっちでは時間は進んでないのか。」


「怒られないで済むね。得した気分」


「そうだな得した気分だな。今日、帰ったら仕入れに行ってくる」


「うん。私も一緒に行くよ。」


 

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