第9話 イチャイチャな生活

夜に目が覚めてしまったが隣にミユが居て安心した。


いつも抱き枕にされてるので逆にミユを抱き枕にしようと、もがいて何とかミユを抱き枕に出来た。これでよし。


ミユが寝返りをしようとしてるので寝返りをさせたら・・・抱き枕に出来ないじゃん。


腕を回すと胸に当たる・・・ズルイぞ。ミユ


寝てるから大丈夫かと腕を回し胸に当たらないようにすれば良いだけだ。うん。


意識すると手が勝手に・・・胸に行ってしまう


触るとやはりスズより大きくて柔らかい。


少し揉んでみる新感触だ。これが女の子なのか・・・


あまり触ると起きてしまいそうなので程々にして止めておく。


興奮したせいで寝れない・・・そっとベッドから起きてリビングに行きソファーで寝転がっているとユキがトイレからで出てきた。


お互いにビックリする。


「あれユキ起きてたんだ?」


「ユウヤさんも起きてたんですね」


「俺は途中で目が覚めてミユを起こさないようにリビングに来たんだ」


「わたしは・・・トイレに起きました。」


恥ずかしそうに言う


「ユキはもう寝るんだよね。気にしないで寝て良いよ」


「・・・ビックリして眠気がなくなりました。」


「そっか。悪い事をしちゃったな。」


「ユウヤさんが悪いわけじゃないですよ」


「寝れないなら隣に座る?」


「良いんですか?」


「良いに決まってるでしょ」


「隣に座るのは・・・拐われて以来ですね」


「そんなに隣に座って無かったんだな・・・一緒に居られなくてごめん。」


「お礼にならないと思うけど肩を触っても良いかな?」


「も、も勿論です。」


ユキの肩に手を回し抱き寄せる。


「大丈夫?嫌じゃないか?」


「嬉しくて幸せです」


「俺も嬉しいけどドキドキするし照れる」


「わたしも恥ずかしいです」


と言いながらも寄り添ってきた。


ユキは勇気があるな。


「実は、私も・・・膝枕をして欲しいんです・・」


「え。ユキが?」


「ダメですか?」


「勿論良いけど意外だって思ってさ」


「そうですか?ずっと羨ましかったですよ」


ユキが横になりやすいように横にずれて座り直す


ユキが膝の上に頭を乗せてきたので頭を撫でるとビクッとする。


「あ、ごめん。つい・・撫でちゃった。嫌だったらやめるけど。」


「すみません。嫌じゃなくて撫でて貰えるなんて思って無かったのでビックリしてしまいました。」


頭を撫で続ける。


「・・・とても幸せな気分です。」


「ユキの髪の毛はサラサラでキレイだね」


「有り難う御座います。」


しばらくするとユキは寝てしまい俺も寝ていて気付いたらユキは朝食を作っていた。働き者で偉いね


俺が起きた事に気付いたユキはお茶を出してくれた。


「お礼ではないんだけど・・・朝のキスしても良い?」


無言で顔を赤くしながら頷き顔を近づけてくるので頬にキスをして


「おはよう。」


「わたしもキスして良いですか?」


「勿論。うれしいよ。」


ユキが頬にキスをしてくれて


「おはよう御座います」


恥ずかしがりながらが可愛いな。


「嫌じゃなければ、これからも続けようか。」


「はい。お願いします」


ユキはキッチンに戻っていった。


あ、そういえば、ミユが朝起きて俺が隣に居なくて涙が出たって言ってたよな起きる前に戻らないと。


そっと寝室にもどるとまだミユは寝ていたので今日は俺が起こすことにした。


「ミユ朝だぞー。」


ミユが伸びをして起きた。


今日は着替えもキスも無しか・・・残念だ。


昨日のキスは忘れられないなぁ・・・


また、してくれないかな。


普通に朝のおはようのキスを頬にし合って


「おはよ。」と言い合った。


「今日は朝早いね。どうしたの?」


「朝方目が覚めちゃってリビングに行ったりしてた」


「そうなんだ、起こしてくれれば良かったのに」


「そんな事出来ないだろ。可愛い寝顔を見てたよ」


「また恥ずかしいこと言わないでよ。」


と赤くなるミユ


「ミユの寝顔は天使の寝顔だってホントに」


「からかわないでよ。もぅ」


「その顔も実は好きなんだよな・・・」


膨らんでる頬を触る


抵抗しないので膨らんでる頬を両手で挟んで潰してみた。


唇がキスをする形になったので・・・そのまま唇にキスをした。


昨日ミユがやったように下唇を吸って舐めてみたら柔らかくて気持ちが良い・・何度か繰り返してたらミユが座り込んでしまって焦った。


「・・・体が痺れて力が入らなくなっちゃった」


「ごめん。大丈夫?」


「全然大丈夫じゃないよ」


「今度は、わたしの番だよ」


「いいの?」


ミユが座り込んでるので俺も座りミユの唇にキスをすると昨日の朝のように下唇を吸って舐めてくると体が痺れるような感覚になって力が抜ける。


俺も負けずにミユの下唇を吸って舐めてをしているとお互い力が抜けてベッドに横になる。


「どうしたの?急にキスなんてしてきてビックリしたよ」


「ミユの唇を見てたらキスしたくなった」


「そ、そうなんだ。」


「うん。キレイで柔らかそうで・・・」


「で、わたしは、どうだったの?」


「やわらかくて気持ち良かったよ」


「そっか・・・良かった。」


「またしても良いかな?」


「良いけど・・・いきなり襲わないでよ」


「そんな事しないだろ」


「今、襲われたんですけど」


「あ・・・そうだな。ごめん。」


「・・・わたしもキスしたかったから良いんだけど・・ね」


「そうだったんだ。」


「うん。なかなか切っ掛けがなくてさ・・切っ掛けが出来て良かった。ありがとね。」


「襲ってお礼を言われるとは思わなかったぞ」


「わたしも襲われてお礼を言うとは思ってなかったよ」


二人で笑い合う


「ミユが隣に居てくれて良かったよ」


「わたしもユウヤが隣に居てくれて良かったよ」


手を繋ぐ


「そろそろ朝食だな」


「そうだね。お腹空いたね」


リビングに行くとスズも丁度起きてきた。


朝食が終わりスズと1階に降りて倉庫に仕入れた物を出して


いくとスズがメモをして金額を確かめた物をスズが鞄にいれて片付けていくのを繰り返していく。


ナイフ類が高く売れるけど仕入価格も高いし大量には買いにくいんだよな。


「仕入は、こんな感じで大丈夫かな?」


「うん。大丈夫。さすが私のユウヤだね」


「喜んでくれて嬉しいよ。」


「着火剤とかも売れてるの?」


「儲かってるぞ。途中で雨が降ってきても風が強くても消えないって喜ばれてるぞ」


「良かった。」


スズが倉庫のドアを閉めて


「なぁ朝ミユとキスしてただろ」


「朝の挨拶のキスの事か?」


「あんな挨拶は無いだろ」


「見てたのかよ」


「ドアが少し開いてたからな。あんなもん見せられたら私もしたくなった」


スズにキスをされるが上手じゃないな。当たり前かって何でミユは上手なんだ?急に不安になったぞ。忘れよう。


スズの下唇を吸って舐めるとスズも座り込んでしまった。


「ユウヤは危険だな私を、いつも動けなくするからな」


「今日も俺の勝ちだな」


「ふん。他で練習してやる」


「他でって何だよ。いきなり浮気か?」


「冗談にきまってるだろ。私はユウヤだけだぞ」


「そっか。心配しただろ。罰としてもう一回だ」


両手でスズの頬を優しく触って唇を見るとやっぱり柔らかそうでキレイだ


「何を見てるんだよ恥ずかしいぞ」


「キレイで可愛い唇だなって見てただけだ」


「ユウヤが来ないなら私からだ」


と言いスズがキスを真似してきた下唇を吸われ舌でくすぐられた。


これも体が痺れて力が抜けて気持ちが良い


同じくやり返すとスズも力が抜けて


「また動けないじゃないか。」


「今日はスズから襲ってきたんだろ」


「え。そうだっけ?気のせいじゃないか」


「俺にそんな事を言って良いのかな?」


ニヤリとする


「え。あ。やめてください。ミユが来ちゃうよ。変な声出ちゃうよ?」


「それは・・・困る」


と見せかけてスズの耳をちゅーっと吸って舐める。


「ぁ・・やめてって言ったのに。もぅ」


「どうだった?」


「聞かなくても見れば分かるでしょ・・」


力が抜けて倉庫で寝転がっている


「これじゃお金も払えないなー」


「そこまで力が抜けているなら・・・胸触るぞ」


「ふっふふ、克服したから触りたかったら触りたまえ」


ホントに触る俺にビックリするスズ


「柔らかくて気持ちいいな」


「ホントに触るなよビックリするだろ・・少しは遠慮してよ。しかも揉まないでよ。もぅ」


「克服したって言うからさ」


「私は触りたまえって言っただけだよ」


「元気出たか?」


「今のダメージで動けませーん」


「もう一回揉んどくかな」


「良いけど、そろそろ人来ると思うよミユとか」


「そうだなそろそろ来る気配がする」


ナイフを並べていく


スズがメモを持って値段を付ける


ホントにミユが来た


「大丈夫?変な事をされてない?」


「誰に聞いてるんだよ俺か?スズか?」


「・・・二人とも大丈夫?」


「問題無しだぞ」


「俺も大丈夫だぞ」


「そっか。良かった」


2階に上がっていった


「ナイフもこの値段でいいか?」


「任せるよ」


支払いを受け取り二人で座り込む


「危なかったぞ。」


「もう、ここでイチャイチャは危険だな」


「でも、私達結婚をしてるんだよな?」


「してても、見れば相手は嫌だろ」


「そうだな、私も嫌だったな・・・少し考えるか。」


 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る