第5話 スズって何者?結婚!?

翌朝起きるとまた朝食の、いい匂いがしている


そしてまた可愛い寝顔が目の前に・・・


昨日のお返しに小声で


「おはよう」


と、唇に優しくキスをした。


もちろんユウヤのファーストキスだ


柔らかくてなんとも言えない感触てドキドキする。


そしてまた寝ている振りをして太ももに今日も手が挟まれているので感触を楽しんでいると目を冷ますミユ


また見つめられている視線を感じる・・・


小声で「おはよ」と言い


頬にキスをして布団を出て着替えている


今日は薄目で見てしまった


ピンクのパンツだ。


目を閉じて寝ている振りをする


しばらくして着替えが終わったのかベッドで横になるミユ


なんだ?と思ってると視線を感じる・・・


そんなに見てこなくてもと思っていると


唇にキス5秒くらいされた・・・長くないか。


その後は普通に起こされた


「ユウヤ朝だよー起きてー」


と体を揺すられる


「もう起きたよ」


と言いわざとらしく眠そうな振りをして起きた


ミユの前でいつも通り着替えて


朝食を食べ終えて


2人でスズの家に行きドアをノックすると


スズが眠そうに出てきたがまだ可愛いパジャマを着ている


おおぉー可愛いな。しかも猫耳だし


「おはよ」と挨拶して


部屋に入ると着替えもせずに


朝食のパンを食べ終え


ソファーに座り


「お待たせ。」


「もっとゆっくり食べてても良かったのに」


「お客様を待たせてはダメだろ」


「じゃあ早速買い取りを頼むよ」


「一応、全部確認をさせてもらうよ」


1個つづメモをとりながら確認をしてるスズ


1時間くらい掛けて確認が終わった。


「今回は大量だったな、バッグが役に立って良かった。」


「どのくらいになったんだ?」


「えっと・・・金貨600でどうだ?ホントは590枚なんだけどさ。値上げするって話をしただろ?その恩恵ってやつだな」


「そんなに高く大丈夫なのか?」


「ホントに良いんですか?有り難うございます」


「ああ、問題ないさ。問題が、あるなら初めから買い取らないよ」


「ちなみに何が売れてるのか、売れないのか教えて欲しいんだけど。」


「まぁ全部問題なく売れてるぞ?このままで大丈夫だ」


そう言いながらスズがユウヤの隣に座った


スズから香水かシャンプーの匂いの良い香りがしてきた。


ミユと違った可愛さと魅力があるな。猫耳だしな。


スズが商品を見てる時にスズの顔と胸をボーッと眺めているユウヤ。


スズが振り向くと慌てて視線を外すがスズに気付かれたがスズがニヤリと笑った。


何か良からぬ事を考えてないかスズは


「そうだ、お前達の住んでる所は、どうだか知らないが、ココの国では一夫多妻の制度なんだ。十分に養える嫁をとれるのだ。良かったら私を貰ってくれないか?良い物件だと思うが・・・」


ミユが恐い顔で睨んでくる


「急に言われても困るな・・・スズは魅力的だけど」


「ミユとは婚約もしていないのだろう?」


「まぁそうだけど」


「え、この前プロポーズしたでしょ。」


「え?そうだっけ」


「二人で結婚資金を貯めようって」


「あ、うん。したな。」


よく覚えてないけど言ったような気がする


「忘れるなんてヒドイんだけど。」


「ユウヤ好みじゃないか?私は」


「え、あ、好みだけど・・・」


「ユウヤ。プロポーズしててヒドイじゃない?」


「ミユ、さっきも言ったが嫁を2、3人とっても問題ないんだよ。独り占めをしないで欲しい。」


「そう言われても私達が住んでる場所は1人だし」


「それにまだ子供だし無理だろ」


「今のユウヤなら余裕で2人とも養えるんじゃないか?それいこの地域は私がいた方が役に立つぞ。それにこの国では10歳で結婚できるぞ。まぁ普通は15歳くらいで結婚するんだけどな。」


「ココで暮らしていくなら必要なのかもね。」


「良いのかミユ」


「スズさんの事が好きなんでしょ?さっきから眺めてたし」


ミユにもバレてたらしい・・・恥ずかしい。


「で、私を貰ってくれるのか?これでも私は人気があるんだぞ」


「ミユが許してくてたし俺もスズが好きだし。俺で良ければ俺の所に嫁に来てくれ」


「やった。これからも宜しく頼む」


とユウヤに抱き付き唇にキスをされた。


「これで私はお前の嫁になったぞ」


ミユも負けじとユウヤに抱き付きキスをする


え、良いのかよ。学年でも可愛くて人気のあるミユだぞ。


「これでわたしもユウヤのお嫁さんだね。」


「え、俺で良いのかよミユ」


「何言ってるのよ。自分からプロポーズしておいて」


「え、あ、そうなんだけどさ。」


「ちゃんと面倒見て貰うからね。」


「私の事も頼むぞ」


「俺も出来る事はするけど俺の事も頼むな。」


「うん。もちろん任せてね。」


「私も協力するさ」


「ミユの事は知ってるけど、今さらだけどスズの事を知らないんだけど」


「うん。全然知らないよね」


「うん?教えてなかったっけ?この国の王位継承権代2位のスズで商人をやってるだけだぞ。他に聞きたい事はあるかい?」


「え?何?王女様って事?俺どうなるの?」


「え、わたしもスズの家族って事?違うかユウヤの遅めさんだから親戚?何?意味が分からないよ。」


「まぁその通り王女だけど気にするな、今まで通りで良いぞ。」


「そっか。急に偉ぶられても引くし、緊張して居づらくなる」


「うん。それは困るよね。わたしも普通に接するよ。」


「ココで取り消されたら私のファーストキスをあげて逃げられたら泣くよ」


「え、スズってそんなキャラじゃないだろ。何が起きても気にしない感じに見えるけどな」


「え、ヒドイ結構、私は乙女なのさこう見えても」


「そうだったね。ユウヤが帰って来なかった時、一緒に泣いて待ってたよね。」


「マジか。2人共泣いてくれてたのか。心配掛けてゴメン」


「また、キャラじゃないって言われるかもしれないけど、ユウヤ立ってくれないか?」


ユウヤが立つとスズが抱き締める


「抱き締めてくれないか。ずっと憧れていたんだよ」


ユウヤがスズを抱き締め返す


「これで良いのか?」


「うん。満足だ。」


「えっと、わたしもココに居るんですけど・・・」


「悪いな私だけ、ミユも良ければやってみると良い」


「え・・・っと、勿論おねがい。」


ミユが立ち上がってユウヤの近くに行ってユウヤに抱き締められる。ミユは顔を真っ赤にして恥ずかしがるが心地よく安心して力が抜ける感じがする。


「おい、ちょっと私より長くないかズルイぞ」


と言いながらユウヤの背中に抱き付き可愛い膨らみかけの胸を押し付けアピールをする。


何この状況幸せ過ぎなんですけど。死んで天国にでも来ているのか・・・と思うユウヤ


3人が落ち着きソファーに座り直す


「そうそう、お前達は商売はしない方が良いな。余計なトラブルに巻き込まれる可能性もあるしな。十分に稼げているだろう?」


「俺達の商品はホントに売れているのか?無理に買ってくれてるって事はないか?」


「ああ、ホントに売れているし儲かっているぞ心配するな」


と手を握ってくるスズ


女の子の手って柔らかくて温かいんだな・・


それを見たミユもユウヤ手を握る


え、ミユの手もやっぱり柔らかくて温かいんだな。


ユウヤの思考がほぼ停止している。


「そろそろお昼なのにスズはパジャマだな」


「私の着替えでも見たいのか?べつに良いけど」


慌てて否定する


「あ、え、違うって」


ミユにジト目で見られる


「え、あ・・・スズって、「しっぽ」とかってあるの?」


また、変な質問をしてしまった。と後悔する


「え?しっぽは無いよ。あった方が好みだったか?」


パジャマのズボンとパンツを下ろしお尻を見せてくれた


え!!見て良いのかよ。と思いながらも目に焼き付ける


キレイで形の良いお尻だ。触りたい。


動揺を隠して普通に喋ろうとする


「あ、ホントに、しっぽはないね。キレイなお尻だ」


「何見とれてるの!!えっち」


「お尻ぐらいで怒らないでくれ」


「お尻ぐらいって、普通見せないわよ。」


「そうだよな。悪かった」


「すみません。怒りすぎでした。」


「お前達みたいに仲良くなりたくて、ついな。張り切りすぎたみたいだな。恥ずかしい」


「もう、仲良いでしょ?私達。ね?」


「そうだよ。仲良いだろ俺達3人」


「ありがとね。結婚のキスもしたしな。」


「結婚のキスって親にまだ認められてないけど大丈夫なのか?勝手に結婚て」


「ああ、何となく父には話はしているぞ。お前が気に入ったなら良いんじゃないかって言われてるぞ」


「そうなのか。」


「これでも異性に言い寄られても断り続けているからな。信用されてるんだぞ。末っ子で可愛がられてるしな」


「挨拶に行かないとだよな?」


「そうだな、近いうちに行ってみるか」


「すごい緊張するな」


「ちなみにだけど父親は人間で母親はネコ属のハーフだぞ。私と同じだな」


「そろそろお昼だよ。うちにお昼食べに来る?スズちゃん」


「良いのか。助かるぞ」


スズがリビングで着替え出す・・・


ミユに注意される


「見ちゃダメだからね。」


残念だ。


 


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