第11話 (残酷描写があります。ご注意下さい。)

大変!!

このままだと、血が止まらないわね………

止血しましょーね〜!


「「ファイア!!」」


「熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱いぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!……………」



バタン!!



あら、か気絶しちゃった!よし、やることはやったわ!!

お父様、あとはよろしくぅ!


ウインク🖤



「ジュード・エバンズの名において、交代権を行使し、罪人のエルメシア公爵、公爵子息及び

その取り巻き達を捕縛し、牢に入れよ!!」


あとから来た近衛達は、何が起きているのか分からず、最初は戸惑っていたが、お父様の号令に従い、セドリック達を捕縛し始めた。


まあ、皇帝、皇太子……いや、公爵と公爵子息は評判がかなり、悪くて人望も無かったから、味方なんて最初から誰もいないのよ。



「嘘だ……こんな事があっていいはずがない!あの方のご命令通りしたはずなのに何故??」


あら、公爵さんが何かぶつぶつ言っているけど、声が小さすぎてよく聞こえない。


クソドリックは気絶しちゃってるし、愚弟含め取り巻き達も意識がない。


簡単に捕縛され、私達親子を注目する様に、会場は再び静寂に包まれた。


「え〜皆、騒がしててしまい、申し訳ない。

新たに皇帝となった、ジュード・エバンズだ。

先代のような暗君にはならず、国のさらなる発展に努めていきたいと思っている。」


「「「うおーーーーーー!!!」」」


歓声が会場のあちこちからあがった。


「最近の貴族達は、己の使命を忘れ、快楽に溺れて民から重税をかける者が増えている。

そこでだ。これを機に、貴族の数を減らす!」


ガヤガヤ……………


周囲は騒めき始め、中には倒れるものもいた。


確か、ソフィアの記憶では麻薬の栽培の疑いがあるけど、確信的な証拠が無いため、逃げられ続けていた奴だ。


だが、しかぁし!お父様がこうして、声をあげたということは、この件は解決済みということね!やっと、証拠が上がったんだわ!!










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