第14話
「.............一体何のことだか、全然分かりませんわぁ~オホホホ!」
「誤魔化さないで。というか、隠す気ないでしょ!!
以前と性格も行動も変わりすぎじゃない!?!?
姿も声も変わらないのに、中身だけが別人になっている.............
まるで、他の人間に乗り移られたみたいだ。」
ギクッッッッッッ!!!!
「その反応........やっぱりそうなんだね。どういうことなのか教えてもらえる?」
お父...........ジュードさんの目線が真っ直ぐ私を見つめている。
もう、はぐらかすのは止めよう。
そうして私は、この世界が本の中であること、ソフィアが本来なら、国外追放となり、その所在は誰も分からなくなってしまうところに私が乗り移ってしまったこと、
ソフィアにした仕打ちが許せなくて、殴っちゃたこと。
私の話を聞いているとき、ジュードさんは顔が真っ青になることもあったが、最後まで話を聞いてくれた。
「そうだったんだね.........この世界が、小説の中なんだ....................................
<<馬鹿げている!!>>
私達は、こんなにも必死にこの世界の中で生きているというのに!!!!!
死なないよう!間違えないよう!大切な存在を守るために!!!!!!!!
生きているというのに............................
君の世界ではただの娯楽物に過ぎないということか!?!?!?!?!?!?!?
馬鹿げている!!!!ははは 実に馬鹿げている!!!!!
どちらにしろ、私はこの世で一番大切な娘を守ることが出来なかったっっっ!!!
亡き妻が私に託してくれた、私にとって唯一の宝だったのにっっっっっっ!!
私は最低な父親だ...「そ、そんなことはな」 あるんだよ!!
守るだの、愛しているだの.....言葉だけなら何とでも言えるさ。
早くに母親を亡くしたソフィアが不自由なく、幸せに暮らせるように取り計らってきたつもりだった.........つもりだったんだっっっっ!!!
結局私は、愛する妻も娘も守ることが出来なかった。
どうして??????どうしてなんだっっっっっっっ!!!!!!!」
そう言って、ジュードさんは顔をぐちゃぐちゃにしながら、嗚咽して唇が小さく震えた。
「「「そんなことを言わないで!!!!!!!!!!!」」」
2人しかいないこの大きな会場で私の声が響き渡った。
「ソフィアはジュードさんのことを確かに愛していたわ!!
他の貴族達と違って娘を道具として見ずに、愛情深く育ててくれ、ずっと守ってくれていたっっ!!ソフィアはそんなお父さんのことが大好きだったのよ!!!!
ソフィアの記憶、感情をこの目で見たからこそ分かるわっ!!
ソフィアの....気持ちをっ、無下にしないでっっっっ!!!!!」
「....................!!ソフィアがそんなに想って...........っ!!感謝しても........しきれないよっっ..........私にこんなにたくさんの幸せを届けてくれてありがとうっっ!!!!生まれてきてくれて、ありがとう..........私達の娘になってくれてありがとう!!!」
= = = = = = = = = = = =
部活に試合で投稿出来ず、申し訳ありません。
最近ずっと4時くらいに起きてる........今夏休みだよね!?!?
平日よりも忙しいんだが...........
さて、今回の14話いかがでしたでしょうか?
書いていっている内に悲しい感じになってきて、泣きながら書いてました。
ふふふ、自分の書いている小説で泣く事なんてあるんだと思った244です!
泣くのは、ストレス発散にもなるから、案外良いかも??
Twitter始めました!
244TsuKa よろしくお願いします‼︎
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