ツインズソウル２　～怪盗ナバーロと封魂結晶～

本作はルイスとティトの猫獣人兄弟が快刀乱麻の活躍をみせる王道の怪盗アクションです。
怪盗アクションってなんだ？と思われるでしょうが、ルイスの双剣による見事な殺陣とティトの魔道具を使った巧みな技で散りばめられたアクションシーンが本作の見どころであると思うので勝手に名付けました。

そして一番はルイスとティトの兄弟のキャラ付けのうまさです。
猫獣人の特徴を生かした猫耳と尻尾で表す感情表現はもとより、過去にあった出来事で貴族が嫌いになり二人だけで生きてきたバックボーンが現在の二人の絆にいかに影響を及ぼしているか、確かな裏付けの元に性格と立ち位置があり納得のもと感情移入ができます。

また、どちらか…続きを読む

　物語は新たな登場人物を迎え、主人公達がさらに強くなっていく。しかし敵にやっと敵う程の力は強力で魅力的な敵達に通用するのだろうか？

　ツインズソウルが面白いと感じた方はこの２も読もう。きっと面白いと感じて下さると思います。

猫獣人のルイスとティトが新たに登場し活躍する、『ツインズソウル』の続編。

剣と魔法、バトルありの王道のファンタジーに加えて、爽快な「怪盗劇」が楽しめます。
兄弟だけど、性格も資質も違うルイスとティトは、それぞれの得意とする役割でお互いを補い合います。

『ツインズソウル』というタイトルが示すように、切っても切れない強い絆が本作の魅力です。兄弟を想い慟哭する場面は胸が張り裂けそうでした。

前作の主人公と仲間たちも健在で、ルイスとティトと共闘し敵に立ち向かう場面は胸熱です。
古き良き王道のファンタジー、ぜひご堪能ください。

主人公とは物語の世界のおける「基点」であり、その存在をどこに置くかによって、物語世界の見え方は大きくその色彩を変えるものであると思います。
などとえらそうに言いましたがあくまでこれは私が個人的にこう思っているというだけのことですし、そのうえで、敢えて前置きとして言及までもないようなごくありふれた事柄だとも思っているのですが。

けれど、然るに。
たとえ同じ物語世界であっても、主人公の置かれた立ち位置によって描き出されるものは変わってゆくはずです。
世界は信頼に値する友人であるか、あるいは自分から多くを剥奪しようとする敵であるか。主人公は世界の日差しがあたる場所から広く高い空を仰いでいるのか、…続きを読む

王道冒険ファンタジーで、ジュブナイル的で。
且つ、きちんと大人の観賞に耐えうる描写やプロットの丁寧さ。（これ大事）
アニメ映画を観るような活劇の妙や躍動感はもう保証付き。

そしてそして。
『2』って書いてあっても、単独で読めるのがすごい。
こっちを読んでから『1』をあらためても良いし。
『1』を読了してからニマニマするのも良し。
二倍楽しめること請け合いです。

前作『ツインズソウル』を読んだ方も読んでいない方も、
猫獣人の兄弟がタッグを組んで怪盗ナバーロとして活躍する本作。
富をたくわえた貴族をギャフンと言わせる爽快なストーリー、
ぜひ読んでみてください。

今のところ前作とは全く関係してこないので、
前作を読んでいなくても楽しめるはずです！

私は前作を最後まで読んだ読者なので、
どう関わってくるのか大変気になっています。

まだ始まったばかりなのですぐに最新話に追いついて、
リアルタイムで読み進められますよ。
おすすめです！