第11話 バルス世界の覇者になって下さい

「「「「「「「「「「我らの大王様は使徒様だった!!」」」」」」」」」」

「使徒様の目的は?赤色人と緑色人を豊かにされる事ですか?」


「使徒なんて大袈裟な者じゃ無いぞ、じじい神が勝手に僕を召還しただけだよ目的は別に無い、安心して暮らせるようになればほかはどうでも良い」


「バルス神様に送り出されたのでしょう?赤サソリや黒鳥を攻撃した魔法に収納魔法は神の使徒様だから出来るのでしょう?神から授かったその力で何かされるよう、バルス神様は仰ってませんでしたか?」


「僕の事を話た方が早いな、僕はこのバルス世界とは別の地球世界の日本って国から来ました、バルス神に召還されこのバルス世界に来た時バルス神から収納魔法と鑑定魔法を貰いました……そう言われるとバルス神が僕を送り出す時バルス世界の覇者になれって言ってた」


「やはり使徒様には世界の覇者になる使命が与えられて居たのですね!では早速ブラックバード騎士国を攻め滅ぼしましょう!!」

「何でそうなるの?」

「攻撃されて、何も報復無しでは使徒様の国が侮られます!!」


「ブラックバード騎士国には、グリンピース国も攻撃されました!報復攻撃には緑色人も参戦させて下さい!!」


予想通り丸々と太った芋の収穫で満足、次はアカシアの実の渋み抜きを試したいのに、戦いの準備が整ってしまい出撃する事になってしまった。

ブラックバード騎士を恐れる必要がなくなり、赤色人も緑色人も戦う気満々で進撃中、ブラックバード騎士団も我々の進撃に気付き、30羽の黒鳥が襲って来た。


「裸王様!お肉が飛んで来ます!」

黒鳥は既にお肉扱い、ちょっと哀れ……でも旨かった!!

僕は打ち上げ花火攻撃繰り返した。

辺りは黒鳥と黒色人の死骸だらけになった。


ジェップは剣技が本当に巧みだ、息のある黒鳥の首を跳ねて回ってる。

「裸王様!全て収納して下さい!黒色人も回収して!!」

「人間の死骸も持って帰るのか?まさか喰わないよな?」

「白色人じゃ無いですよ!人は食べません!塩を回収して肥料にします」

「ん?んん?塩を回収?」

「塩はバイオレット帝国しか産出出来ません、独占して殆ど流通しません、ですから塩分を回収します」


聴かなければ良かった、塩まで問題大有り食品だったのか。

こんな世界の覇者になっても良いこと無さそう日本に帰りたい……。


「我らは赤色人、緑色人同盟である!ブラックバード騎士王に告げる!!皆殺しされたくなくば、すみやかに降伏せよ!!」

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