第9話 赤サソリに熱狂
「赤トカゲの
「ふ~ん、やはり糞だったか…(これは流石に食えん)」
「赤トカゲは、赤サソリの殻は殆ど食べず、贅沢に身だけ食べます」
「殻は普通食べんだろ」
「赤サソリの殻は
(殻なんて食える?バリバリ噛める?解体に特殊な器具を使うとか、赤色人の歯は特種なのか?)
「裸王様、赤サソリ2頭シュウノウされて居ますよね?」
「赤サソリだと!」
ソリスの話を聞いて居たようで、モジャス王が興奮し唾を飛ばしながら言った。
「持ってますよ?」
「み、見せてくれ」
会場で出す場所は無いかと見渡したが、巨大な赤サソリ2頭も出せそうな場所が無い。
「裸王様、こちらへ」
中庭は10メートル位の木が繁ってる。
バルス世界の木は凄く特徴的な葉っぱをしてた。
「ここに出して良いのか?木が邪魔で、出したら折れるかも知れんぞ」
「アカシャの木は直ぐ成長します、折れても大丈夫ですよ」
折れる木が少い様に、1頭だけ出した。
ボキボキと3本の木が折れた。
「「「「「「「うぉ~~~~~っ!!!」」」」」」」
着いて来た赤色人達が完成をあげた。
(赤サソリってそんな歓声あげる程の物か?)
僕はそんな事より折れた木から逃げて行った虫が気になって追ってる。
触れたらお辞儀しそうな葉っぱ、そうおじぎ草に似ていて、黄色い花が咲いて虫が…蜂に似た虫『アカシャ』ってアカシア?『アカシア蜂蜜』の名で知られる!
「ならば!!」
「裸王様?アカシャの木がどうかされました?」
「ソリス農業……作物栽培って知ってる?」
「はい!私が主導して広めようと…緑色人に囚われたのも農作業中でした」
「植物栽培の失敗は赤錆の水『金け水』のせいなんだ、その金け水を『鉄ミネラル液』に変えるのが、アカシアの葉っぱや木の樹皮に含まれるタンニンなんだよ!!おまけに甘い蜂蜜も採れる」
「アカシャの木は丈夫な木なので栽培してます」
確かに腐蝕しない木だ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます