信じてください！　オタクに優しい魔王さまはいるんです！！

「オタクに優しいギャルなんていない」と絶望した主人公が落ちた先は、皮肉にも「オタクに優しすぎるギャル魔王」が統べる魔界でした 。


本作の最大の魅力は、ファンタジーの王道設定を「現代の労働事情」で再構築している点にあります。 魔王城の人員は、怪しい派遣会社「暗黒人材サポート」からの派遣頼み 。 四天王が揃わない理由が「他社（他の魔王軍）との掛け持ち」や「結婚退職」というリアルすぎる事情には、思わず笑ってしまいました 。


そんな殺伐とした（？）労働環境の中で、大魔王アンジーの存在が輝きます。 威厳ある態度を取りつつも、手作りハンバーグやローストチキンを振る舞い 、部下の衣食住を親身に心配…続きを読む

異世界転移×人材派遣会社という意外性のある組み合わせに、ぐっと惹きつけられました！

「さあ転移！」といったお決まりの流れではなく、異世界に至るまでの主人公の内面が丁寧に描かれていて、物語に自然と引き込まれるのも大きな魅力だと感じます。

まだ序盤の感想にはなりますが、話数が多く読み応えもありそうなので、時間を見つけてじっくり読み進めたいと思います。

『世の中にオタクに優しいギャルなど存在しない』と、いう現実に打ちひしがれている最中に主人公、結城奏太は暗い奈落へと墜ちた。

助けられて連れて行かれた先は【人材派遣会社】だった。生か死かの選択を迫られて、否応なく【ブラック企業】に努める事になった主人公は大魔王様アンジー様の下へと派遣される。

主人公が選ぶ未来は大魔王様か人類かッ！？

「それは、オタクに優しいギャルがこの世に存在しないということです。」と

へへへへ

異世界転生ジャンルで人材派遣会社に就職するパターンは初見でした。楽しみつつ読ませていただきました、ありがとうございました。