第9話 ひらいて 綿矢りさ


ヤバいよね、この小説。


いい意味でヤバい。好きな少年の彼女と寝てしまう話。主人公は作者近影なのだろうか。ずっと新潮文庫に贈る感想が並べてみたら名著ばかりだったので現代作家をトライした。真っ先に浮かんだのが本書。何なの、このいびつな百合小説は。やっぱり、作者さん、いじわる? いや、いい意味で。読んでいて癖になるいびつなNTR小説である。


しかし、こんな同級生がいたら気まずいだろうな、と赤面必至でした。


こんな女友達いたら人生が崩壊しそう。



≪印象に残った一行≫



少女の秘密を『蜜』と表現した綿矢りさ。


そういう綿矢りさが恐ろしい子……!

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