第2話 ランボー詩集 堀口大学訳


ランボーの詩集を知ったのは14歳の頃。初めて読んだときは衝撃だった。ランボーの早熟さと孤独感に10代の私は痺れ、真似して数十編か詩集を編んだけど、やっぱりランボーには足元にも及ばない。ランボーを訳した小林秀雄がセンター試験に出たのも衝撃だった。あんなに隠れて読んでいたランボーがまさかのセンター試験という、そのギャップに驚きもしたが嬉しかった。堀口大学の翻訳も美麗。特にあの頃は『虱探しの娘たち』が好きだった。背徳感があって今でもその世界観に浸れる。ランボーの詩はほとんど持っている。だからこそ、Z世代にも読んで欲しい。鬱なボカロ曲の歌詞みたいでエモいから。

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