自衛官、異世界に墜落する
フレカレディカ
第1話 始まりの初め
「痛たた…どうなっているんだ…と、とりあえず輸送機から脱出…しないと…」
左腕を負傷しながらも、左右の空挺降下用扉を開けて脱出した
こ、ここはどこなんだ…俺は確か…日本上空を通っていたよな…なのになぜ森の中なんだよ!!!いやいや、何があったか整理しよう…
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「よっ!今日も精が出ますねぇ!」
こいつは今日運転する相棒、竹林天都(たけばやしあまつ)だ
「こらこら、そんなことを他の上の奴に言ってみろ。どやされるぞ?」
これか私、暁神楽(あかつきかぐら)だ。今日はギャラクシーで物資を運ぶミッションの教官に呼び出された。私は副操縦士で竹林が操縦士だ。他にも二名、航法手と航空機関士が居る
※ギャラクシーは米軍の輸送機である
「それにしても暁さんは優しいですね。他の教官だと怒られるのに」
「その方が口数が多くなって接しやすく、なおかつ教えやすいからな。だからと言って私語を多くすれば怒るぞ?」
「ハハハ...肝に銘じておきます…」
「今日は緊張感持って運べよ?武器弾薬やレーション、装備や車両とかいろいろあるからな?」
※レーションとは、軍用食の一つである
「了解しました!!!」
ギャラクシーを滑走路に移動し、発進体制に入った
「”タワー、こちらギャラクシー203。発進許可願う”」
「”こちらタワー、発進を許可します”」
※タワー=管制塔
管制塔から発進の許可が下りたので、ギャラクシーの速度を速める
「テイクオフ」
ギャラクシーは離陸し、既定の高度まで移動したら水平移動を開始した
「ここからは比較的大丈夫ですよね?」
「あぁ…だが、少しの緊張感は持っておけよ?」
「了解しました」
それから数分、ギャラクシーに無線が入る
「”こちらタワー、そちらの方向に敵機体が進行中。すぐに引き返してください”」
「”こちらギャラクシー、了解した。すぐに引き返す”」
Warning, warning, warning, warning
その時、警告音が機体から流れ始めた
「クソッ!レーダー照射された、回避行動!」
ピピピピピピピピピ
次に高音の音が流れ始めた
「フレア間に合わん!衝撃体制!」
乗員は前かがみになり衝撃に耐える体制になった
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