第21話 強敵?

「流石隊長!オークを一気に片づけるとは!」

「やっぱり我らの隊長だ!」

「ハッハッハ!そんなことはない、そっちは終わりましたかな?」

「はい、先ほど終わりました」


オルミルはゴブリンまで近づくと、胸のところにナイフを入れ、中から小さいビー玉のような物を取り出した


「それはなんですか?」

「これは魔石と言って、主に街灯などの消耗品に使われます」

「なるほど…それを媒介にして生活の中に使っていたんですね…」

「それと、敬語は無しで大丈夫です」

「了解しまs…わかった」


また森の中にどんどん入っていくと、ごっつい亀が表れた


「げっ!ロックトータスだ」

「ロックトータス?あの亀がですか?」

「あぁ、岩のように固く、そして攻撃したら土系魔法を容赦なく撃ってくるという最悪の魔物です。しかし、その中身の肉はとても柔らかく、味が美味しいということで高級食材になっています」


暁は考えると、オルミルに提案した


「この魔物、狩ってもいいですか?」

「え、狩れるのか?!」

「えぇ、多分」

「よしわかった。それじゃぁやってくれ!」

「了解!ルビー、110mm持って向こうから私が攻撃したら撃ってくれ。サファイアは16式の砲を動かして撃ってくれ」

「わかった!」

「了解です」


ルビーは110mmと、弾頭を背負って16式とV字状になって待機した。サファイアは16式の砲の操縦席に座った


「パパ、ここを動かしてボタン押せばいいんだよね?」

「そうだ。よろしくな」


準備が完了したことを暁が確認すると、合図と言う名の16式と110mmの砲撃をした。ロックトータスは何が起こったのか理解できない様子だった。そこに追い打ちをかけるかのように110mmをルビーは撃ちこんだ。するとロックトータスは動かなくなり、あっけなく討伐された

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る