第3話 周辺探索
「とりあえずサバイバルキットは備え付けてあるからいいとして、問題は情報が足りないことなんだよな…。他のギャラクシーとも連絡が取れないことを考えると、墜落か通信不良…か…」
暁は弾薬箱を開けて弾薬を補充する
とりあえず墜落したとして他の人がこの箱を開けることはできない。これは民間企業が自衛隊モデルに開発した生命指紋認証型BOXだ。自衛隊幹部クラスの人物の心臓の音を検知して開くシステムで、指を切って指紋認証をしても無意味だ。昔は一年ぐらい電力が保っていたが、今はバージョンアップして十年は保ってられる
「とりあえず他の機体を明日探しに行くか…もう夕方だ」
左右扉を閉めて寝袋を敷いて寝た。そして翌朝・・・
「今ある車両は、新型ハンヴィーと偵察バイク、それに16式機動戦闘車が一両づつか…」
※16式機動戦闘車とは、自衛隊が保有する八輪走行する戦闘車だ
暁は車両のキーと16式の砲弾があることを確認した後に、レーションを食べた
「にしても…この後どうするか…。タワーとも連絡取れないし、ここが日本だとしたらすぐに部隊編成が組まれて探しに来るだろうな。それが無いということは、ここは日本でない可能性すら出てきたが…そんな漫画みたいには現実は甘くないし、とりあえず偵察に出るか…」
武装して偵察用バイクに乗り、エンジンをかけて森の中に出た。道に迷わないように一直線上に移動しつつ、紙で簡易の地図を作製して回った
「はぁ…衛星が使えないって厄介だな。森の影響か?」
そうこうつぶやいていると草原に出て、近くに村が見えた
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