第18話 冒険者ギルド

「ここがギルドか…筋肉が多いな。二人とも行くぞ」

「うん!」

「はい」


受付の場所まで行くと、受付の人が声をかけてくれた


「ようこそ、冒険者ギルドへ!登録ですか?」

「はい、そうです」

「ではステータスを量るためにこの水晶に手をかざしてください」


出された透明な水晶に手をかざすと、名前、魔法、魔力量、スキルが表れた


「え!魔力が少ないですね…」

「こういう体質なんだ。この二人もそうだ」

「え、なんで逆鱗の髪が…」


暁は今の言葉が出た瞬間に、手が出そうになったが、必死にこらえた


「今のは二人に対しての皮肉か?」

「い、いえ!そのようなことは…」

「おいおい、魔力なしが怒ってんじゃねぇよ」


すると、後ろの席に座っていたガタイの良い男が話に入って来た


「魔力なしだからと言って弱いということではないだろう」

「あ?俺様に指図するんじゃねぇよ。殺すぞ?」


男が腰に下げた剣を抜こうとしてきたので、受付の人に確認を取った


「受付さん、相手が攻撃してきた場合、正当防衛ですよね?」

「は、はい。その通りです」

「ってことで、やめとけ。手足無くなるぞ」

「だから、俺様に命令するんじゃねぇ!!!」


男が剣を振りかざしたが、それを避けてSFP9で相手の肩を撃った。すると男は一瞬倒れたが、立ち上がって怒りながら襲ってきたため、暁は太ももを両足撃ちぬいた


「ア”ア”ア”ァ”ァ”ァ”ァ”―――」

「だから言っただろう、手足無くすぞってな…」

「ねぇサファイア、お父さんの動き見えた?」

「いや、見えてません…何が起こったかもわからなかったです…」


すると、上から階段を下って誰かが下りてきた

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る