第14話 クラスト王国に向かう

次の日、暁は起きたら体が重たいことに気づいて布団の中を確認すると、二人が抱き着いて眠っていた


「二人と違うベットで寝ていたはずなんだが、子育ては大変そうだ…」


また二人を起こさないように離れて、朝食の用意をした


「よし、白米に味噌汁に鮭、そして卵焼きとたくあん完成!あとは起きてくるまで収納スキルで保温しておくか。いやぁ~、収納スキルの中が時間停止していて助かったわ。さて、待っている間に少し考えるか…」


どうやってポイントを稼ぐかについて第一に考えよう。近くにクラスト王国があるからそこで商売を始めよう。そうすればいろいろと楽になりそうだからな


「お父さんおはよぉ~!」

「おっと…」


ルビーが二階のベットルームから走って階段を下りて暁に抱き着いた


「おはよ、ご飯できてるから食べようか。サファイアもおはよう」

「おはようございます」


収納スキルから朝食を出して食べ終わると、暁は二人に今日することを言った


「今日はクラスト王国に行くぞ、そこで冒険者登録をする」

「「はい!」」


異世界のお金の稼ぎ方とか、あの本に書いてあってよかったぁ…あれが無かったら今頃行き詰ってしまったよ。さて、ハンヴィーを用意するか


暁はギャラクシーの後ろを開けて、ハンヴィーを出した。上の部分にはM2重機関銃をのせてルビーが射手だ。サファイアは索敵、暁は運転と言う感じだ


※新型ハンヴィーは、JLTVと呼ばれる防御力がある米車両だ


「行くぞ?」

「「はい」」


エンジンをかけて北東にあるクラスト王国に向けて走った。『揺れが少ない』と二人は思っていた。馬車だと結構揺れていたらしい


「お、道に出たな。それにデカい城壁も見えた…もうすぐだな」

「パパ、あの場所で誰か大勢が戦ってる」

「あ、本当だ。良く見つけられたな」

「うん///」

「お父さん、アレどうする?」

「もちろん加勢しに行くよ。約300mちょいか…走行しながらだと誰かに被弾するかもしれないから50mぐらいになったら戦闘開始だ。今の内に後ろに積んである武器を取ってくるれるか?」

「わかった!」

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