第7話 キス

やっと洋介到着!

洋介がおぐの方見てからうちに近づく。

「洋介!うちからも付き合ってるって言ったんやけど、おぐが信じ…!!

言葉遮ってキス。

…えー!!


「まだ信じれん?もっと目の前でする?」

おぐに向かって洋介が言う。


「…もう…いい。ごめん」

おぐは自転車で帰って行った。

おぐが見えなくなるまで見送る。

キスされちゃった。

おぐに見せるためやとは思うけど…

無理やりされたけどおぐと全然ちがう。

え?この後どうするのが正解?

ぼーっとベンチに座って眺めながら考えるけど何も出てこない。

顔赤いんやろうな…


「ごめん、ちょっとだけ…」

洋介がベンチに片膝乗せてぎゅーって抱きしめられる。

「何もされてない?」


「うん、大丈夫」

てゆーか、今の状況の方が大丈夫じゃないけど。

なんでキスされてうち抱きしめられてるんやろう?

心臓の音聞こえるんじゃないかってくらいバクバクしてる。


「とりあえず、おぐは大丈夫になったんちゃう?

家まで送ってく」



家の前で

「今日は本当にありがとう。

来てくれて本当に良かった」


「しばらくは付き合ってるって事で、よろしくね?急に別れるの変やし」


「うん。そうしてくれた方がうちも安心かな」


「…」

洋介が黙る。


……!


洋介がうちを抱き寄せてキスする。

なんで?

心臓の音がうるさい。

一旦離れたと思ったら、ほっぺに手を当てて、親指で唇をなぞる。

下唇押し下げられてまたキス。

次は舌が入ってくる。

濃厚なキス。吐息が漏れる。

何も考えれない。

本能のままキスに夢中になる。


「おぐにされたままよりは俺の方がマシやろ?

かおりキス上手いな」


「うちじゃない。洋介が上手いんやって」


「また連絡する」

そういって洋介は帰っていった。


お風呂に入りながら今日あったことを思い出す。

あんなキスされたら…めちゃくちゃキス気持ちよかった。

あー、ヤバすぎる。めちゃ好きになってる。

洋介エッチも上手いんやろうな…

エロスイッチが入ってエロい事ばっか考えてしまう。

洋介はエッチの時どんな顔するんやろ。

想像するとムラムラする。

次エッチする?って誘われたら誤魔化す自信ない。

でも彼女おらんからやっても別にいいんかな?

てゆーか、今はうちが彼女って事になるんか。




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