第13話 恋愛って難しい
普通に恋愛したいと思ったら、女子高生ってだけでそれなりに出会いもある。
自分がアンテナ張ってればいい人は見つけられる。
最近は洋介の事好きなんかどうなんかもよくわかんないようになってきてる。
これではダメやと思って、この人いいなと思った人と付き合ってみる。
…けど、何かうまくいかない。
一緒にいたいと思えて、ドキドキする人はなかなかいない。
洋介のせいでうちの基準が上がってる。
うちがいいなと思っても相手がそうでない場合もあるし恋愛って難しい…
洋介とはタイミングが合わなくて、お互いフリーな時がないからずっと普通の友達な関係。
お互い彼氏彼女の話なんかも相談に乗る。
本当に変な関係。
そんなこんなで、月日は流れる。
高校3年生の頃、友達の彼氏を好きになってしまう。
友達と親友も同じ中学校で繋がってるかも?と思うと親友にも相談できない。
洋介には相談してたけど、基本洋介は優しいから肯定しかしない。
修正かけてくれる人がいなくて自分の進みたい感じに突っ走ってしまってる。
好きになったのは洋介と似たようなクズな部類の男。
友達の彼氏やのにエッチしちゃって、その後友達とは別れたっぽいけどうちとは付き合ってもなくて、セフレみたいな感じになってしまって、ズルズルしてる。
何でうちってクズにばっかりハマるんやろ…
本当どうしようもない。
その人と付き合いたいのに彼氏作ったら?なんて言われてしまった。
腹立つのやら悲しいやらで、やけになって他の人に好きって言われたら付き合うけどやっぱり違うってすぐ別れるを繰り返すようになる。
「かおり、最近おかしいよ?
上手くいってない感じ?
何があったか言いなよ?
最近、彼氏換えまくってるけど、セフレみたいなヤツ、もうやめたん?」
洋介が心配して話を聞いてくれる。
「高校生あと1年やから彼氏でも作ったら?みたいな事言われたんやって。
もう、好きなんがアホらしくてさぁ。
彼氏にはなってくれんみたいやし、他いった方がいいかなと思うんやけど、全然他にいけんし。
何か沼にハマってる感じ」
「それって、彼氏にするんって好きなやつなん?」
「向こうが好きって言ってくれる人。
だってうち、そのセフレが好きやもん」
「好きでもないのに彼氏にするってこと?」
「知っていったら好きになっていく事もあるやん?それ狙い。
でも、ある程度は人選はしてるつもり」
「ずっと応援してるつもりやけど、今回は俺、ちょっと無理かも…」
???
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