第14話 意志弱い

「…俺、今ちょっと腹立ってる」


「なんで?」

何か腹立つ事した?いや、してないよ?


「俺、かおりとやりたくてもやってくれんからずーーーっと我慢させられてるのにさぁ…

ちょっと仲良くなって付き合ってって言ったやつとはするんやったら、俺もしたいし!

そんなんやったら俺が彼氏になったらええんちゃう?」


「はぁ?それ腹立つとこなん?

洋介は彼氏には出来んよ。

洋介、彼氏にしたらもっと悲惨やん?

今も彼女いてるやん!!」


「あー、もう!!話、終わり!!

ダメって言われても今日はやめんから!!

かおり、好きな人いたら出来んと思って気ぃ使ってたのに。

他でするなら何で最初に俺に言わんかな?

あー、ムカつく!!」



久々に押し倒されてキスされる。

首とか胸とか色んなとこにキスマークつけられる。

「そんなにキスマークつけんといてよ!見えるとこヤダ」


「他にいけんようにしとくだけ」

そう言って何ヶ所もつけられる。

久々に洋介とこんな事になってるけど、めちゃゾクゾクする。

何でかわかんないけど他の人よりも安心感もある。

彼女いたらせんって言ってたのに意志弱っ…

ダメって言えん。むしろ受け入れちゃってる。



洋介にせめられる。

あの気持ちよくてヤバいキスをいっぱいしてトロトロになってる敏感なところを触られる。

「こんなに敏感やった?めちゃくちゃ可愛い。

俺、今日変になりそう」


「うち、もう…変になってる。

我慢できんから…入れて?」


「…久々で興奮してんのに…

そんなん言われたら俺も我慢できんし」

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