第8話 経験値の違い
街で親友と遊んでて、駅からの帰りに見てはいけないものを見てしまう。
ラブホから出てくる小林君と友達!!
え?文化祭行って知らん間に仲良くなった?
向こう気づいてないけど、間違いない。
…てか親友!!
一緒に見ちゃったけど、大丈夫?
親友と小林君って…あれ?どういう関係?
付き合ったって聞いてないな。
「あれ、小林やん!
あいつ、友達まで手出したんか。
さすがヤリチンは違うわ」
「ええん?小林君他の子としてて…」
「え?いいよ?
だって別に彼女でもなんでもないし。
てか、小林、他に彼女いるし」
「えー!何その関係?」
「逆に聞くけど、かおり、付き合った人としかせんの?」
「付き合った人としかせんよ?
え?違うの?」
「うーん、みんな色々やけどさぁ。
てか、かおり付き合ってした人ってなったら3人?
世の中のギャルに聞いてみなよ、みんな軽く片手超えると思うよ?」
「…やったんは2人や」
片手超えるって?高1で?
うち経験少なすぎ?
知らんかった…
親友は付き合って別れてしまくってるの知ってたけど、小林君みたいなんもいたら一体どんだけ経験積んでるんやろう…
レベル、違いすぎる。
しかも、それが普通って??
小林君があんな感じやったら、洋介もきっとめちゃくちゃ経験あるんやろうな。
みんなすごくない?
「じゃ、仲良いけど洋介も何もないん?」
「何もない事はないんやけど…」
ちょっと前から誘われてる事、おぐの事や嘘ついて付き合ってる事やキスはした事を話した。
「もう、それやりなよ?
見た目からしてやらせてくれそうやのにずっとおあずけされてるとか、洋介可哀想。
次誘われたらいきな?
やってよかったら、彼女にしてくれるかもよ?
かおり洋介の事好きやろ?
嘘じゃなく彼女にして貰えるチャンスじゃない?」
「えー!誘い乗ってみて大丈夫?
てゆーか、うちが洋介の事好きなん言ってないのになんでわかるん?」
「いや、ダダ漏れなんやけど!
誘い乗りな!!
めちゃチャンスやと思う!!
またいい報告待ってるね」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます