第9話 今日は誤魔化さないって決めた
しばらくおぐからは何も音沙汰なし。
洋介からメールが来る。
『あれから、おぐ何もないん?』
『何もないよ!諦めたんちゃう?』
『そか、良かった。
なぁ、暇?遊ばん?』
親友に言われた事が頭をよぎる
誘われたら乗ってみる!!
『うん、暇。遊ぼ』
いつもの河川敷集合したけど寒い。
外はもうそろそろ無理じゃない?
ちょっと気合い入れてVネックのミニワンピ着てきたけど寒すぎ。
「寒くて無理。その服可愛いけどめちゃ寒そうなんやけど。俺ん家行かん?」
洋介の部屋は、初めて来たけど何か落ち着く。
うちの部屋と雰囲気が似てる。
コンビニで買った飲み物やお菓子開けて、2人で乾杯。
「あ、これ懐かしい!」
スターウォーズのDVD発見。
中学生の時にめちゃ好きだった。
懐かしくて見よって話になる。
部屋を薄暗くしてベッドに2人でもたれて横に座って見る。
見てると洋介が手繋いでくる。身体が近すぎて心臓の音聞こえそう。
「洋介ポッキー取って?」
「んっ」って洋介が端を咥えてる。
これ食べてって事?キスしちゃうやん。
いつもやったら誤魔化すけど、今日は誤魔化さないって覚悟決めてきた。
誘われたら乗ってみる!!
端からポッキー食べていく。
恥ずかしすぎて直視できん。
最後まで食べたらやっぱり当たる。
たぶんそれがきっかけで、洋介のスイッチが入る。
めちゃ濃厚なキス。息つぎどこでしたらいいのかわかんない。
何回もする。
首筋キスされて服の上から胸を触る。
首筋弱い。声が漏れる。
「今日は止めんの?」
Vネックのとこから手入れて直に胸触られてる。
太ももにも手が置かれてる。
もう止めれるはずない。
頷く。
「今日は…エッチしようと思って来た」
洋介に洋服脱がされて、ベットの上に寝かされる。
恥ずかしいのとちょっと怖いのとで洋介の背中に回した手に力が入る。
「マジ、可愛い」
緊張して変に力が入る。手がちょっと震えてる。
身体を触って舐めてほぐされていく。
自分で自分の反応に驚く。
こんなに気持ちいいの?
抑えたくても声が出ちゃう。
こんなエッチな事したことない。
気持ちよくて色んなところが痺れたみたいになる。
何も考えられなくなる。
洋介は優しい。一つ一つ反応見ながらしてくれる。
洋介は、スゴすぎた。女の子の扱いに慣れてる。
レベルが違いすぎると思った。
「かおりって実はあんま経験なかったりする?」
わー、バレてる。
「…わかる?
騙してたわけじゃないんやけど、うち、やってそうに見えるけど、そんなに経験無くて。
洋介と比べたらレベル違いすぎやんな。
見た目からして慣れてるの想像してたやろ?なんかごめん…」
洋介の期待に添えてないような気がして申し訳なくなる。
「謝る事じゃないし、俺的に逆にいいんやって。
ギャップ萌え?むしろツボ!
かおり、めちゃくちゃ、可愛い。
めちゃハマりそう」
「ハマってくれたらうちは嬉しいな!」
「あー、もう無理。可愛いすぎ」
そう言いながらぎゅーと抱きしめられる。
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