詩集 紫檀薔薇の香の嘘
もざどみれーる
序に代えて
つまり
創造の春風に
舞っているんですよね、
詩
とかいう
敏感肌のコトノハたちって。
どうぞ、ココロのアンテナで
いっそ、捕まえてみてください。
詩という茂みの
いと徒然なる青葉たちを。
どこかの誰かが育み
どこかの誰かが見るという
どこか────
いや、どこもかしこも
宙ぶらりんの
アクロバティックな夢の戯れを。
剥き出しの牙、大歓迎。
どなたでもオコシクダサイ────
尤も、扉の向こうは
既に廃墟かも知れませんが……。
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