痛み

夜をべる鎖がないのです

散らばる星の光を集めて

貴女に差し出すてのひらがないのです

絡めた指に吐息の服を着せて

祈りという静かな痛みを

愚かにも ただ知るだけの日々が

今日も 遠い未来のざらついた肌で

人知れず また朽ちていくのです

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