日常と怪異の融合

何が恐ろしいかと言えば、全体の雰囲気は全くの日常である点です。
全く普通の小学生の日常といった雰囲気の描写の中に、違和感のある出来事が起こり、気づけば怪異に飲み込まれている。
特に、『タイムカプセルから出てきた闇』『奇妙な夏祭り』の日常からの転換は凄まじく、夢に新田先生や夏祭りがでてきそうです。。。
文章は読みやすく、老若男女入り込める作品ですし、もしも小学校の図書室にこの話が本になって置いてあったら、小学生たちを恐怖のどん底に叩き落としそうです。

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