妖精薬師セシア王太子妃におまかせを！

人間界と魔法界が完全分離された世界線。人間の親から生まれたセシアは、他と違う彼女は家族から奴隷のような扱いを受けていた。彼女の家族は似非の薬師とし生計を立てていた。人間が薬師となることが罰せられる世界。セシアは妖精が見え、薬の精密な作り方を把握する能力に長けていた。家族の薬調合を陰ながらに助けていたセシアに転機が起こる。彼女以外の家族の全員が事故で死んだことで、天涯孤独になってしまったセシアに声をかけたのは、街でも大人気で美しいドルドゼ。なんと彼女と思っていたドルドゼは彼で、女装趣味であることを明かした。セシアに一目惚れしていたと告白を受けて、結婚に至ったのだが――

やることなすことすべてが裏目に出て気が付けば王太子妃からまさかの国の母にまで成り上がる！